都内には秋の企画展が催されている博物館も数多くあり、デートや家族での秋のお出かけにもおすすめです。中には、休日や連休などでは混雑が予想される人気企画も。
All About ニュース編集部は、5月23日〜8月9日の期間、全国10〜70代の男女355人を対象に、「東京の博物館」に関する独自アンケート調査を実施。今回は、意外と穴場だと思う東京の博物館ランキングを発表します。
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同率2位:たばこと塩の博物館(墨田区)
同率2位の1つ目は、東京都墨田区の「たばこと塩の博物館」。大人、大学生は100円、高校生以下は50円という破格の入館料で、たばこと塩の歴史と文化についての展示を見ることができます。日本を代表する文豪の1人・芥川龍之介と当時の東京の風景、たばこ事情について紹介する「芥川龍之介がみた江戸・東京」(9月16日から)など、定期的に開催される特別展にも注目です。回答者からは、「比較的空いているのに、展示が面白いので近くに寄った時には行って欲しいです(30歳男性)」「かなり空いている割に見どころの多い博物館(46歳男性)」「意外な内容が多くてはまる(42歳女性)」「渋谷からアクセスしやすく、渋谷に行きたい修学旅行生がしぶしぶ訪れていた(30歳女性)」などのコメントが寄せられました。
同率2位:江戸東京たてもの園(小金井市)
同率2位の2つ目は、小金井市の「江戸東京たてもの園」。都立小金井公園内に設置された野外博物館です。江戸時代から昭和初期までに建設された歴史的価値の高い建築物が30棟移築、復元され、中にはジブリ作品『千と千尋の神隠し』に登場する「釜爺」が働くボイラー室のモデルになったと言われる建物も。レトロな街並みを散策し、レトロなカフェでランチも楽しめます。回答者からは、「昔の街並みが細かく再現されていて、楽しめる(47歳男性)」「フォトスポットがたくさんあります(39歳女性)」「昔の住宅や店舗などが移築されており、タイムスリップしたような感覚を味わえます。小金井公園や玉川上水など周辺の散策も楽しめます(50歳女性)」「実際の建物を見学できる点も興味深いですが、なんといっても映画『千と千尋の神隠し』のモデルになった建物があるので、ジブリ好きなら楽しめるのではないかと思います(26歳女性)」などのコメントが寄せられました。
第1位:目黒寄生虫館(目黒区)
1位は、目黒区の「目黒寄生虫館」。その名の通り、「寄生虫」を専門に扱う研究博物館で、約300点の寄生虫の液浸標本や関連資料を展示しています。Tシャツやボールペン、カルタなど、寄生虫モチーフのオリジナルグッズを扱うミュージアムショップも。なんと、この博物館オリジナル寄生虫グッズは目黒区の「ふるさと納税返礼品」にも選ばれていて、もはや目黒区の顔ともいえる、名物博物館です。回答者からは、「おしゃれな地域に気持ち悪い場所があってギャップが面白い(32歳女性)」「寄生虫というニッチな分野に対して幅広い展示とアニサキスなどの最近有名になった寄生虫のキーホルダー販売など身近な部分もある(32歳女性)」「寄生虫についてコンパクトに纏まっており、学びになるためです。寄生虫の標本や病状の写真など、マニアックな展示がたくさん見られるため、楽しいです(31歳男性)」「パッと見博物館ぽくなく、地味な博物館ですが、寄生虫に特化しているという事で、あまり人生においてお目にかかれない寄生虫が見れて面白いです! ずいぶん前に行ったときは、生きた寄生虫を見てみようという企画展示もされていて、夢中になってみてました…普通の展示に飽きた方はぜひ行ってみてもいいのではないでしょうか?(35歳女性)」などのコメントが寄せられました。
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※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。