映画『湯道』を追体験できるコラボ宿泊プランが登場!
生田斗真さん主演、2023年2月23日公開の『湯道』は、入浴をテーマにした“お風呂エンタメ”映画。生田斗真さん演じる三浦史郎の実家「まるきん温泉」を舞台に繰り広げられる人間模様は、泣きあり、笑いあり。そして、観たあとには絶対にお風呂に入りたくなる作品です。
ちなみに「湯道」とは、この映画の企画・脚本を担当し、くまモンの生みの親としても知られる小山薫堂さんが提唱するもので、“入浴”の精神と様式を突き詰めることで完成する新たな“道”のこと。小山さんは湯道を通して日本の入浴文化の保存、普及及び国内外への啓蒙活動をする団体「湯道文化振興会」を創設し、湯道初代家元も務めています。
日本には茶道や華道、書道など、さまざまな"道“がありますが、“湯の道”もその1つととらえれば、追求しがいもあるというもの。映画では、湯の道に魅せられた多くの人たちが登場し、湯道が日本の伝統として、ユーモアたっぷりに描かれます。
そんな映画を追体験できるユニークなコラボレーション企画が登場。星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」(全国21施設)にて、映画を追体験できる期間限定の宿泊プランが2023年2月23日から展開されます。今回は、神奈川県・箱根の「界 仙石原」で一足先に体験してきました!
映画がよみがえる! 「湯道」を究める湯道具一式がセット
映画では、湯への心得を「湯道」家元が説き、湯の作法を披露します。今回の宿泊プランには、この作法をまとめたガイドブックが付いてきます。映画を観ながら全作法を暗記するのは難しかった人も、これを見ればバッチリ!
合掌に始まり、合掌に終わる全8の作法を入浴前にチェックして丁寧に実践すれば、気分はもう湯道の家元。疲れた体にいつもよりお湯が沁み入る気がしました。
ちなみに8つの作法の1つに「潤し水」という水分補給があるのですが、今回のプランについてくるオリジナルの漆の水呑みは、なんと憧れの家元家系の家紋入り! 映画を観た人なら思わずニヤリとしてしまうはず。
ほかにも映画の中でランクが上とされる朱色の手ぬぐいや、専用の湯桶の貸し出しなど、気分を盛り上げるアイテムが多数。手ぬぐいや湯桶は大浴場でも使用OK。水呑みと手ぬぐいは持ち帰りできるので、自宅でも引き続き湯道を究められます。
ちなみに「界 仙石原」は、全室露天風呂付きなので、客室の風呂で自分のペースで好きなだけ、湯道の作法を追求するのもおすすめです。
映画を感じるおもてなしが随所に
映画では、風呂上りに牛乳やコーヒー牛乳を美味しそうに飲む人たちが登場します。今回のコラボ宿泊プラン提供期間中は、宿の湯上がり処にも牛乳またはコーヒー牛乳が用意され、誰でも無料で楽しめます。
「界 仙石原」では、神奈川県足柄上郡の「いせはら地ミルク」を用意。生乳100%で、上部にはクリーム層が浮かぶ濃厚な味。久しぶりの風呂上がりの牛乳、最高でした!
館内には、湯道会館に掲げられている湯道の心得「先心無垢」の掛け軸もありました。映画の中では、湯は心を洗い、人を無垢にして、絆を深めるものだと説明されます。たしかにお風呂に入ると、物理的に体が温まるだけでなく、心まで温まる気がします。
湯道の作法も教えてくれる「うるはし現代湯治」
「界」では従来、忙しい現代人に向けて、1泊2日で当時体験が可能な「うるはし現代湯治」というプログラムを開発・提供してきました。アプローチの方法は違えど、「日本の入浴文化を大切にしたい」という思いは映画と同じ。それが今回のコラボにもつながっています。
「界」の各施設には、ガイド役となる「界の湯守り」がいて、毎日効果的で楽しい湯治の方法をゲストに伝える「温泉いろは」というプログラムを実施しています。コラボ宿泊プラン提供期間中は通常のノウハウに加えて、『湯道』に出てくる作法も紹介してくれる拡大版です。
ちなみに「界 仙石原」の泉質は、硫酸塩・塩化物温泉で、やや白濁して、とろりととした肌触り。pH2.0の酸性は実はレモンと同程度。刺激が強いので、最後に真湯で洗い流すと、肌が落ち着くのだとか。よく「温泉は洗い流さない方がいい」といいますが、それも泉質次第。「温泉いろは」では、そんなことも教えてくれます。
感性が刺激される! アトリエ温泉旅館
コラボ宿泊プランの内容は「界」全21施設で共通ですが、宿の魅力はそれぞれ違います。今回泊まった「界 仙石原」の魅力は、「アトリエ温泉旅館」をテーマにしているとあって、館内がアートに彩られており、感性を刺激されまくること!
この宿では「アーティスト イン レジデンス」と呼ばれる取り組みのもと、開業前に国内外12名のアーティストを招きました。アーティストらは箱根で受けたインスピレーションをもとに創作活動を行い、その作品が部屋や館内の随所に飾ってあるのです。
施設内には、2000本の色鉛筆やアートにまつわる本、画材などがずらりと並ぶアトリエライブラリーも。宿泊者は色鉛筆やスケッチブックを使ってアートを創作することもできます。
おすすめは「ご当地楽」という無料のアクティビティ。オリジナル手ぬぐいに、絵付けや色付けをする体験ができます。箱根は美術館が多い土地柄なので、昼間訪れた美術館で受けた刺激を宿での創作活動で発揮する人も多いようです。
それから、この宿では食事すらもアート。先付けは、大涌谷の噴煙をイメージした薫製料理です。
ほかにも大涌谷の噴煙をイメージした皿や絵筆箱に見立てた器など、味はもちろん、プレゼンテーションの妙で魅せてくれます。
コラボ宿泊プランは全国の界21施設で展開
映画のシーンを思い出しながら、それを追体験できる今回のコラボ宿泊プラン。アトリエ温泉旅館で追体験する『湯道』は、非日常の極みで、日本の入浴文化の贅沢さにあらためて感じ入りました。 映画を観てから泊まれば、お風呂がもっと好きになること間違いなしです!
界×映画『湯道』コラボ宿泊プラン
期間:2023年2月23日~3月31日
対象:界21施設
料金:3万2000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込)
含まれるもの:夕食、朝食、湯道具(ガイドブック、水呑み、手ぬぐい)、専用桶貸し出し
>次ページ:頭にのせたくなる“ランクが上”の朱色の手ぬぐい
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