SMBCコンシューマーファイナンスは、30〜49歳の男女1000人を対象に「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」を実施し、その結果を公開しました。
本記事では、「お小遣い・貯蓄事情」について2021年の結果と比較しながら紹介します。
貯蓄額の全体平均は291万円、21年度より8万円増
2022年2月調査時点の貯蓄額について、全体平均は「291万円」で21年調査から8万円の増加でした。年代別で見ると、30代は「271万円」で41万円増、40代は328万円で36万円減となってます。金額別で見ると、最も多かったのは「50万円以下」(22.9%)、次いで「0円」(16.6%)、「50〜100万円以下」(13.4%)と続きます。「1000万円超」が12.9%、「500〜1000万円以下」が11.3%としっかり貯金できている家庭も多く、二極化現象が見られます。
積立型保険よりも現金預金を優先、ひと月あたりの平均額は?
調査時点での預貯金の実践状況と貯蓄型保険の加入状況について聞いたところ、「預貯金の実践状況」は、「している」が65.4%、「していないが、したいと思う」が30.7%、「していない」が4.9%でした。ひと月あたりの貯金額は、全体平均が「4万2270円」、30代が「4万2682円」、40代が「4万1830円」となっています。
「積立型保険の加入状況」を見ると、「している」が27.0%、「していないが、したいと思う」が28.0%、「していない」が45.0%でした。
ひと月あたりの積立額は、全体平均が「2万476円」、30代が「1万7079円」、40代が「2万4416円」となっています。
積立型保険よりも、現金での預貯金のほうが実施意欲は高く、30代よりも40代のほうが「貯蓄型保険」に投資していることが分かりました。
約半数が「老後資金2000万円以上ほしい」と回答
「リタイア時に安心できる貯蓄額」について調査したところ、全体平均は2947万円となっており、前回調査から397万円の大幅増加という結果が出ています。
金額別で見ると、「1000〜2000万円以下」が最も多く24.2%、2位が「500〜1000万円以下」の14.9%、3位が「3000〜5000万円以下」の14.3%でした。
「2000万円以上」と回答した人の割合は全体で44.0%となっており、約半数は2000万円以上の貯蓄があれば、リタイア後も安心と考えているようです。
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