日本トレンドリサーチは2月9日、「年金の受け取り年齢」に関するアンケート調査結果を公開しました。調査は、30代以下〜70代以上の男女1250人(各年代250人ずつ)を対象に、2022年2月4〜7日の期間で実施しました。
何歳から年金を受け取りたい? 1位は「65歳」から
「何歳から年金を受給したいか」という質問に対して、最も多かった回答は「65歳」(41.1%)、次いで「60〜64歳」の繰り上げ受給が続きました。今回の改正法で新たに選択肢に加わった「71〜75歳」を選んだ人は7.4%でした。
「その他」と回答した人からは、「そんな先のこと、今は考えられない(30代男性)」「50歳からでもよさそう(40代男性)」「仕事できているかによる(50代男性)」などのほか、60代の人からも「自営業でリタイヤする年齢をまだ決めていないので、受け取り年齢は現時点で未定(60代男性)」「今年から共済年金部分が受け取れることになるが、いつ受け取ることにするか考え中(60代男性)」などの声が寄せられました。
年金で「毎月受け取りたい金額」、1位は「11~15万円」
厚労省の資料によると、2020年度の老齢年金支給額の平均は14万6145円。今回の調査では、年金で「毎月受け取りたい金額」として最も多かった回答は、「11〜15万円」(26.5%)、僅差で「16〜20万円」(25.1%)が続きました。
各年代別に見てみると、年代が上がるにつれて、受け取りたい金額が高くなっていることがうかがえます。
年金保険料(掛け金)は、毎月「0~1万円」を希望する人が約半数
毎月の年金保険料(掛け金)は、「0~1万円」を希望する人が47.4%と最も多く、次いで「2~3万円」(35.2%)が続きました。
日本年金機構によると、2021年度の国民年金の保険料は1万6610円で、約半数の人が毎月の保険料の理想として回答した「0~1万円」の範囲を超えています。厚生年金に加入している場合は、標準報酬月額の18.3%が保険料となるため、国民年金、厚生年金のどちらの場合でも保険料の負担は理想よりも大きいということが現状のようです。
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