子どもたちにとって、お正月の楽しみといえば「お年玉」。あげる側にとっては子どもの喜ぶ顔が見られてうれしい反面、決して少なくない出費に頭が痛い問題です。
今回はAll About編集部が全国335人に聞いた「お年玉」に関するアンケートの結果とともに、お年玉をあげる側が実は感じているリアルな声を発表します。
※アンケートは下記条件で実施
・男女比:男性 104人/女性 227人/回答しない 4人
・年齢比:10代 4人/20代 59人/30代 111人/40代 93人/50代 56人/60代 11人/70代 1人
・アンケート実施期間:2021年12月11~20日
半数以上が「お年玉」文化に賛成
以下に示したのは「お年玉という文化に賛成ですか?反対ですか?」のアンケート結果を集計したものです。
半数を超える56.1%が「賛成」、続いて「どちらでもない」が35.5%、「反対」はわずか8.4%にとどまりました。
お年玉賛成派の意見は以下の通り。
・いくつになってももらえるとうれしいので渡せるうちは渡したい(30代 女性)
・お金の価値や使い方、ありがたみを子ども自身に教えるよい文化だと思う(30代 女性)
・海外在住ですが、お正月にお年玉をあげる習慣があります。年初に子ども達をハッピーにする素敵な習慣だと思います(50代 女性)
一方、反対派の意見は
・こちらはあげたのにくれなかったとかの場合もありモヤモヤするので、この文化は無くなればいいと思う(40代 女性)
・今のお年玉は本来の意味から外れている(60代 男性)
・子どもがいないと損をする(50代 女性)
「どちらでもない」と回答した人には「自分がもらってきたのでしょうがない」という意見が多くみられ、家計は厳しくても削るわけにはいかない……という複雑な心境がうかがえました。
約7割がお年玉を負担に感じていた!
では、どれくらいの人がお年玉に金銭的な負担を感じているのでしょうか。以下に示したのは「お年玉をあげることに金銭的な負担を感じますか?」のアンケート結果を集計したものです。
お年玉をあげることに金銭的な負担を「感じる」が70.4%で「感じない」の29.6%を大きく上回る結果に。「感じる」と回答した人からは以下のようなリアルなコメントが寄せられました。
・あげたい気持ちは大きく、ただ日頃の自分の出費で精一杯な為に思うように捻出出来ないのが現実(40代 女性)
・お年玉だけで来年は10万円とんでいく。イタイ(40代 男性)
・お年玉といえども、親戚が集まれば相当な金額になります。年金暮らしの私にとってはつらいです(50代 女性)
お年玉の平均金額が年々高額になっているのも事実。リーディングテックが2020年1月に発表した調査結果によると、お年玉の1人当たりの平均値は4470円で、1940年代の約6倍になっているそう。
ただでさえ懐事情が厳しい昨今。金額にこだわりすぎず、お年玉本来の由来や意味を子どもたちと再確認しながら楽しいお正月の思い出を作ってあげられるといいですね。
【おすすめ記事】
・お年玉いくらあげる?子どもの年代別に調査 小学生は「学年×1000円」ルールも
・子どものお年玉は貯金させないほうがいい理由
・お年玉の入れ方・ポチ袋の書き方マナー、お札の折り方や向きって?
・2022年の金運を呼び込む!貯まる財布の特徴って?
・金運が悪くなる人の行動パターン5つ