レジ袋の有料化によって、ライフスタイルが変化したと感じた人が過半数!
「あった」と答えた人からは「レジ袋は主にゴミ袋として使っていました。レジ袋がなくなりゴミを少なくしなくてはと思い、以前は食べ物のトレイなどはそのまま捨てていたのですが、リサイクルに出すようになりました(50代・女性)」「ゴミになるものを買わなくなった(60代・男性)」「ゴミの分別により関心を持ち、環境のことを以前より考えるようになった(40代・女性)」など、レジ袋を有料することにより、環境問題に対する意識が変化したという声が多く見受けられました。
また「必ずエコバッグを持ち歩くようになって、自宅に無用な袋がたまらなくなった。暮らしをシンプルにしたいと考えるようになった(60代・女性)」「コンビニでの買い物が極端に減った(40代・男性)」など、レジ袋の有料によって生活への見直しのきっかけになったという意見もありました。
レジ袋の有料化は、プラスチックごみを削減するという政府の取り組みだけでなく、国民の意識も大きく変えた対策だったといえそうです。
レジ袋有料化から1年が経過……約4割の人が施策について「成功だった」と回答
「成功だった」と思う理由として「ゴミが減り、道端にレジ袋が落ちて景観を損ねることも少なくなった(70代・男性)」「環境問題に元々関心があるけど特に何も出来ていないという人も多かったと思うので、レジ袋有料化をすることで、脱プラスチックに対して第一歩踏み出せた人も居ると思います。私自身もレジ袋以外のプラスチックに対しての行動もかなり変わりました(30代・女性)」などが挙がりました。
また一方で「失敗だった」と回答した人の理由としては「便乗してプラスチックと無関係の紙の袋などまで有料になり、ただ不便になっただけだと思う(40代・女性)」「万引きの増加による店舗・企業への打撃に加え、利用が推奨されるエコバックも不衛生な環境での利用例が多く、利点よりも欠点の方が大きいと感じる(30代・男性)」など、まだまだ改善が必要だという声も挙がりました。
人にも地球にも優しい暮らしを目指すためには、5~10年と長い目を見て、国民全体で「環境に良い暮らし方」を追求していく必要がありそうですね。
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