三菱UFJリサーチ&コンサルティングの発表によると、2021年夏の民間企業の一人あたりボーナス支給額は前年比2.3%減と予測されました。Withコロナも2年目となり、昨年に比べてそれぞれの企業の業績への影響が変わってきていることも考えられます。2021年夏のボーナス支給額と昨対比から、Withコロナ2年目の企業状況が見えてきました。
2021年度の夏ボーナス「支給なし」は3割以上、理由のTOPは「会社の業績が悪いため」
「支給なし」の理由としては、「会社の業績が悪いため(コロナによる業績悪化含む)」が53.8%と最も多く、次いで「固定給・年俸制のため」(16.2%)、「企業規模が小さいため」(14.5%)が続きました。
2021年度の夏ボーナス、支給額平均値は「43.9万円」、中央値40万円
2021年度の夏ボーナス支給額に「納得できる」と回答した人は62.0%
2021年度夏ボーナスをきっかけに「退職・転職を考えた」と回答した人は、わずか8.1%でしたが、「退職・転職を考えた」人からは「福祉施設で働いており、営業活動は自粛されております。コロナの影響を受け、努力していても給料は減る一方(医療・福祉/勤続年数7~10年)」などのコメントが寄せられました。
2021年度の冬ボーナスは65.5%の人が「期待できない」と回答
■調査回答者の属性(全国20代~60代正社員371人対象)
- 性別:男性56.1%/女性43.9%
- 年代:20代20.8%/30代41.5%/40代27.0%/50代8.9%/60代1.9%
- 役職:一般社員・職員75.7%/主任・係長14.6%/課長・次長6.2%/部長・本部長3.2%/代表取締役社長0.3%
- 業種:建設業6.5%/製造業20.2%/電気・ガス・水道業1.9%/交通・運輸業6.5%/情報通信業9.4%/卸売・小売業11.1%/金融・保険業4.0%/不動産業2.4%/飲食業2.4%/宿泊業1.6%/生活関連サービス業5.1%/教育・学習支援業3.2%/医療・福祉15.4%/公務・団体2.7%/その他7.5%
- 勤続年数:新卒1.3%/1~3年未満18.6%/3~5年未満14.6%/5~7年未満13.5%/7~10年未満12.9%/10~15年未満19.4%/15~20年未満9.7%/20~30年未満7.3%/30年以上2.7%
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