5月6日は「国際ノーダイエットデー」
5月6日は「国際ノーダイエットデー」。イギリスのフェミニスト、メリー・エヴァンス・ヤングが1992年に提唱した記念日です。世間の過度なダイエットのプレッシャーに対抗し、ダイエットの健康に対する影響を考えるとともに、体型の自由さや多様性を訴えることを目的としています。
自らの体型に悩み、ダイエットを試みた人は少なくないのではないでしょうか。今回オールアバウトは、ダイエットにまつわるアンケートを実施。ダイエット経験の有無や、ダイエットによって健康を崩した経験があった人の声を発表します。
※アンケートは全国を対象に500名に実施。
※男女比:男性153名 女性337名 その他1名 回答しない9名
ダイエットしたことがある人は70%
まず、ダイエットの経験がある人はどれくらいいるのでしょうか。下に示したのは、全国500名男女を対象に調査した、ダイエット経験の有無を割合で示したものです。
「したことがある」が70%、「現在している」が23.0%となり、ダイエット経験のある人は90%を超える結果となりました。
次に、ダイエットの失敗経験の割合を発表します。
このグラフからは、84.0%もの人がダイエットに「失敗したことがある」と答えています。前述の内容とあわせると、ほとんどの人がダイエットを経験し、さらには失敗したことがあるということがわかります。
ダイエットで体調を崩したことがある人は17%
過度な食事制限や運動など、間違えたダイエットは体調を崩すことにつながります。最後に、ダイエットによって健康を崩した経験について聞きました。
ダイエットで体調を崩したことがある人は、およそ20%にまで上ることがわかります。ダイエット経験者のおよそ5人に1人は体調を崩したことがあるという数字は、意外と多いと感じる人も多いのではないでしょうか。
健康を崩した経験談を、以下に紹介します。
過食嘔吐で摂食障害になって、一時期ガリガリに痩せた。
虚弱体質になって風邪を良く引いたり、冷え性でガタガタ震えたりしていた。
鬱っぽい症状もあった。(女性 37歳 熊本県)
学生時代にダイエットの為、1日野菜ジュース200mlだけで1週間過ごしました。
結果は7キロ痩せましたが、吐き気とめまいが酷く、立っているのもやっとで体調を崩してしまったことがあります。(女性 40歳 千葉県)
厳しい食事制限のため、栄養が偏っていたようで、よく目まいを起こしました。確かに体重は減りましたが、痩せすぎて生理がストップ。それに加え日中もフラフラ、集中できず、いつもイライラ、過度な食事制限はお勧めできません。(女性 49歳 海外)
食事を極端に減らすダイエットをしたため、栄養不足で貧血になり倒れたことがある。病院で検査を受けたら、血液検査で貧血との診断を受け、タンパク質摂取を医者からアドバイスを受けた。(女性 48歳 大阪市)
食事制限をしたが、その分体力も減り体がバテてしまったり、免疫力が下がって風邪を引きやすくなった。
(女性 22歳 大阪府)
いきすぎたダイエットによって、貧血や摂食障害など健康を崩してしまう人は少なくないようです。ダイエットよりもまず、健康体でいることのほうが重要です。「国際ノーダイエットデー」をきっかけに、ダイエットに対する意識を変えてみることをおすすめします。
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