岐阜県出身の若者3名が文化継承を目的に製造を開始した「ぎふコーラ」。2021年夏の一般発売開始に伴い、ひと足早くネット予約販売をスタートしました。サイズは200ml(1800円)、720ml(3800円)の2種類(各税込)。オンラインストアで予約受付・購入が可能です。
ぎふコーラとは? 誕生のきっかけ
ぎふコーラとは、岐阜県の旧春日村(現揖斐川町)で採れた薬草を使ったクラフトコーラのこと。旧春日村には、約300年前に織田信長がポルトガル宣教師の教えによって、伊吹山に薬草園を開かせたという言い伝えが残っています。当時、その薬草園には約280種類もの薬草があったといわれており、昔からその地域の人々は薬草を煎じて飲むことで、自分たちの健康を守っていた文化がありました。
しかし、地域の高齢化や過疎化が進み、薬草を守る人・薬草を飲む人が減少傾向にあります。そんな中、今でも昔ながらの手法を守り受け継ぎながら、現在も家の軒先で薬草を干す民家が残っています。そうしたこの地に残る文化を少しでも継承する準備・手伝いをしたいという想いから、岐阜県出身の若者3名がこのプロジェクトをスタートさせました。2020年10月に実施したクラウドファンディングが反響を呼び、2021年夏から一般発売を開始することに。
大人も子どもも飲みやすい“薬草×スパイスのコーラ”
ぎふコーラは、多くの人が抱く薬草のイメージをガラッと変えることでしょう。伊吹山の麓で収穫し、ひとつひとつ丁寧に生薬される薬草は雑味も少なく、飲料にしても飲みやすいのが特徴。その薬草の後味によってすっきり感が生まれ、またスパイスと調合することで味わいのバランスが取れたコーラに仕上がっています。炭酸はもちろん、牛乳で割ったり、ウィスキーやワイン、ジンなどのアルコールと割ったりしても相性抜群です。
毎年5月以降に薬草の収穫が始まり、その後製造という流れになるため、現在予約を受け付けている商品については、7月頃の発送となるようです(農作物につき発送時期については多少の変動あり)。
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