SMBCコンシューマーファイナンスは、30~49歳の男女1000人が回答した「30~40代の金銭感覚についての意識調査2021」の結果を発表。30~40代の現在の貯蓄額平均は283万円、リタイア時にあれば安心できる貯蓄額平均は2550万円で、いずれもコロナ禍前の前回調査から増加していました。
貯蓄額平均は283万円、40代は前回調査から162万円の大幅増
現時点の貯蓄額は「50万円以下」(23.8%)に最も多く、「0円」(16.7%)、「50万円超~100万円以下」(12.3%)、「500万円超~1000万円以下」(12.2%)、「1000万円超」(12.1%)と続き、調整平均(※)は283万円でした。※上位と下位からそれぞれ10%のデータを除外して算出した相加平均
コロナ禍前の前回調査と比較すると、現在貯蓄できているお金の調整平均は91万円増加(前回調査192万円→今回調査283万円)しました。年代別にみると、40代が162万円の大幅増加(前回調査202万円→今回調査364万円)となりました。
同社では、テレワークおよび外出自粛による必要費用の減少や、10万円の特別定額給付金の受給、景気に対する先行き不安を受けた貯蓄志向の高まりなどの影響で、結果的に貯蓄が増えた人が多いのでは、と分析しています。
「現在の貯蓄状況に不安を感じている」40代女性では72.8%
現在の貯蓄状況について、不安を「感じている」は66.0%、「感じていない」は34.0%でした。男女・年代別にみると、不安を感じている人の割合は、40代女性が最も高く72.8%でした。
リタイア時にあれば安心できる貯蓄額の平均は2550万円
仕事をリタイアする年齢までに貯蓄がいくらあれば安心できるか聞いたところ、「1000万円超~2000万円以下」(25.0%)が最も多く、「500万円超~1000万円以下」(17.4%)や「2000万円超~3000万円以下」(17.1%)にも多くの回答が集まり、調整平均は2550万円。前回の調査結果から57万円増加(前回調査2493万円→今回調査2550万円)しました。
調査期間は2021年2月3~4日、インターネット上で実施しました。
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