コロナ禍で在宅時間が増えたことで、家で出るゴミの量が増えた人も多いのではないでしょうか。もし増えた場合、ゴミを減らすためにできる工夫とは?
日本トレンドリサーチが発表した「ゴミに関するアンケート」調査からは、家庭ゴミを減らすために全国の人がどのような工夫をしているかが分かりました。以下、調査結果のサマリーを紹介します。
1:コロナ禍で在宅時間は増加したか
まず、「コロナ禍に入って在宅時間が増えたか」という質問に対して、「とても増えた」が28.3%、「やや増えた」が37.2%で、合計すると65.5%の人は在宅時間が「増えた」と回答しました。
2:コロナ禍に入り家庭ゴミの量は増減したか
「コロナ禍により家庭ゴミが増加したか」については、「とても増えた」が10.8%、「やや増えた」が39.5%で、合計すると50.3%の人は家庭ゴミの量が「増えた」と回答しました。
家庭ゴミが「とても増えた」「やや増えた」理由は、「なるべく出掛けないように、食料品を買いだめしていた」(40代・女性)、「家での食事が多くなって外食が減ったから。ストレスでお菓子を沢山食べるようになったから」(10代・女性)、「空き缶が増えた。ビールをよく飲むようになった」(40代・男性)などでした。
一方、「とても減った」「やや減った」人からは「お友達が遊びに来なくなり、ホームパーティーもしなくなってしまったから」(50代・女性)、「時間にゆとりが出来て自炊でまとめて料理を作る機会が増えた結果、弁当や惣菜やペットボトル類を買う機会が減ったから」(40代・男性)、「ゴミの管理が行き届くようになった」(60代・男性)といったコメントが挙げられました。
3:家庭ゴミを減らすことに行っていることとは
同調査では、コロナ禍で在宅時間が増えたことにより、半数が家庭ゴミの量が増加したという回答をした一方、残りの半数は「変わってない」「減った」という結果になりました。
家庭ゴミが変わらない・減少している家庭では、何かゴミの量を増やさないように工夫していることはあるのでしょうか。アンケートで分かった「家庭ゴミを減らすために行っていること」の一部を紹介します。
家庭ゴミを減らすために行っていること
- かさ張るお菓子の中のプラスチックトレイなどをハサミで切って小さくして捨てたり、ペットボトルは足で踏み圧縮してレジ袋に集めておく(50代・男性)
- 卵パックを捨てる時に、熱湯をかけて縮める(20代・女性)
- 残飯を出さない(30代・女性)
- シャンプーなどは詰め替えのものを買う(10代・女性)
- お店で購入する際、エコバック持参したり、過剰包装してもらわずお買い上げシールを貼ってもらうだけにしている(40代・女性)
「余分な食材を買わない」「生ゴミの水気を切る」「詰め替えができる商品を選ぶ」など少しの工夫で排出するゴミの量を減らすことができるようです。
なお、同調査は2021年2月10~18日の期間、全国の男女計2800名を対象に行ったものです。