富士電機は2月22日、手で触れずに商品購入が可能な「完全非接触自販機」を3月に発売すると発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大により社会の衛生意識が高まるなか、外食チェーンでも完全非接触の対応が導入されるなど、非対面で商品を販売するニーズが増えています。
そんなニーズに応えて、自販機でも手で触れることなく商品を購入することができる「完全非接触自販機」を開発。
スマホ1つで商品選択、キャッシュレス決済
独自開発の通信端末を搭載し、利用者はスマートフォンで自販機に表示されているQRコードを読み取って商品を選択します。支払いはキャッシュレス決済。将来的にはSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)など交通系ICとも連動する予定です。
商品が取り出し口まで運ばれると自動で扉が開き、自販機に手を触れずに商品を取り出せます。通常通り、自販機本体のボタンで商品を選択し、現金で購入することも可能です。
2021年度は新規販売分と既設の自販機への後付けで計5000台をタッチレス化する予定。新型コロナウイルスで変化する新しい生活様式の一部として、自動販売機の新しい形態となっていくのかもしれません。