マスクの正しい付け方は?間違いやすい3つのポイント

花粉症や咳エチケットでマスクをする時、種類にこだわるよりも「正しい付け方」をすることが重要です。どんな高機能マスクを使っても、付け方が間違っていれば効果は得られません。マスクの効果をしっかりと引き出すためにも「正しい付け方」をチェックしてみましょう。

花粉症対策や咳エチケットとして「マスク」を付ける機会の増える季節になりました。しかし残念なことに、マスクの効果をきちんと引き出す上で重要な「正しい付け方」ができていない方をしばしば見かけます。

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あなたはマスクを正しく付けられていますか? 一度一緒に確認してみましょう!
 

マスクの正しい付け方チェック! 間違いがちな3つのポイント

■サイズの合ったマスクを使用する

マスクと顔の間に隙間があると、そこからウイルスのついた飛沫や花粉などが入り込んでしまい、マスクの効果がなくなってしまいます。まずは自分の顔のサイズに合ったマスクを使用しましょう。
 

■鼻もしっかりと覆う

マスクが鼻かからず、口元だけしか覆っていない方をたまに見かけます。この付け方はマスクとしての意味がありません。口と鼻全体をしっかりと覆い、上部にワイヤーがついている場合は、鼻の上にギュッとフィットさせるように着用しましょう。

マスクを付けているとメガネが曇る……とお困りの方は、ワイヤーをしっかり鼻にフィットさせれば曇らなくなりますよ。
 

■マスクを顎下にずらさない

ご飯を食べる時や少し息苦しい時に、一時的にマスクを顎下にずらしていませんか?

マスクに覆われていない顎や首部分にはウイルスや花粉がたくさんついています。マスクを顎部分にずらしてしまうと、マスクの内側にウイルスを含んだ飛沫や花粉などがついてしまうため、次にマスクを口元に戻した際に、それらが体内に入り込んでしまいます。

マスクを一時的に外したい場合は、耳にかけるゴムの部分を掴んでマスクを取り外し、内側部分をどこにも触れないように置くことが大切です。
 

マスクの正しい外し方……外す時も油断禁物!

また、マスクを外す時は多くの人が油断してしまいがちです。マスクの表面部分にはウイルスを含んだ飛沫や花粉がびっしりと付着しています。外す時にマスクの表面部分を触ってしまうと、せっかく遮断したウイルスや花粉が手についてしまいます。

マスクを外す際はマスクの表面部分には触れず、耳にかけるゴムの部分に指を入れて外してください。付け直す時も表面部分には手を触れないように。使い終わったマスクはそのままゴミ箱に捨てましょう。

■この記事の執筆者について
児玉 亮二
薬剤師。購入前に薬剤師に相談できオンラインで薬を購入できるサービス、minacolor(ミナカラ)に所属。
ユーザーからの薬に関する相談に答える他、minacolorサイト上で薬に関する情報を発信しています。

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