衝動買いした物は飽きるのも早い
衝動買いというのは厄介なもので、失敗したなと思ってもまた繰り返してしまいます。実は私もその類で、これまで勢いで買って後悔した経験が何度もあります。また、数回使ってみたものの、やっぱり使わないなと思ってメルカリに出品したことも。商品は売れるのですが、価格は私が買ったときの半額程度。この現実を受け止めると、消費行動を考えないといけないなと思い知らされます。
「すぐに使わなくなる物」はどんな時に買っている?
すぐに使わなくなってしまう物は、欲しいと思ってから購入まであまり時間がたっていない傾向にあります。逆に考えると、買うまでにある程度の時間をおくことで、本当に必要かどうかの見極めができるのです。
私の場合、その期間は1カ月。まずは欲しいと思っても翌日まで待ちます。その時点でまだ欲しいならさらに1週間、そして2週間と待つようにしたのです。3週間もたてば欲しい気持ちがかなり冷めてきますが、それでも欲しいならさらに1週間待ちます。この時点で約1カ月が経過していて、ここまで気持ちが変わらないならば「欲しい物」ではなくて「必要な物」だと判断ができ、ここではじめて購入するようにしています。
売り切れてもそれは運命
衝動買いをするタイミングとしては、ネットショップのポイント率アップのときがあります。今買わないと損という気持ちになるので、思わず「ポチッ」としてしまうことも。でも、ネットショップの場合、ポイント率アップのイベントは頻繁に行われているので、次の機会でいいかなと思うようになりました。万が一売り切れてしまってもそれは運命。そう考えると買うかどうかを冷静に判断できるようになります。
1カ月の間に代用品が見つかる
購入するまで1カ月待つと、欲しい物の代用品やもっと安く買える物が見つかることもあります。私の例でいうと、先日部屋に棚をつくったときに物を収納する茶箱が欲しいと思いました。でもすぐには買いません。いつものように待っていたら、その間にさらに物が減り、結局小さいサイズの100均の収納ボックスで間に合うことがわかりました。茶箱は買うと1万円くらい、100均の収納ボックスは108円、この差は大きいと感じます。
私たちは、欲しいと思った物をすぐに買える環境にあります。でも、だからこそ冷静な判断が必要なのではないでしょうか。物は買った瞬間に中古品となり、基本的に価値が下がります。売るときも買値よりも安くなるのだから、衝動買いの回数が多ければ多いほどお金を無駄にしていることになるのです。それを少しでも防ぐための1カ月。最初はウズウズするかもしれませんが、買って後悔するよりは断然いいと私は思っています。