蒼井優も!? モテる女が結婚を決めるとき
女優の蒼井優さん(33歳)とお笑い芸人・南海キャンディーズの山里亮太さん(42歳)のスピード婚に世間がわいている。一部で恋多き女といわれているモテる女優と、非モテを売りにしてきたお笑い芸人とのギャップ、そして結婚会見での山里さんの男気あふれる言葉に祝福ムードが止まらない。一般的にモテる女性が結婚を決めるのは、どんなときなのだろうか。
つきあってすぐ、真摯に結婚を考えてくれたとき
誰が見ても正統派の美人で、いつでも数人の男をキープしていたリエさん(38歳)が、つきあって1カ月の4歳年下の男性と結婚したとき、周囲は驚いたという。相手は中規模の企業に勤めるごく普通のサラリーマン。特にイケメンなわけでもなく、彼女がそれまでつきあっていたような派手な生活をしているわけでもなかったからだ。
「私、それまで誰にも結婚しよう、結婚したいと言われたことがなかったんですよ」
モテていたかもしれない、たくさんの男に言い寄られていたかもしれないが、「誰も真剣ではなかった」と彼女は感じていた。美人でモテる女性が抱える意外な孤独が見え隠れする。
ただ、年下の彼は違った。もともとグループづきあいをしていた友人がたまたま連れてきて知り合った彼は、すぐにリエさんに近づいてきた。2度ほど食事に行ったあと、「結婚を前提につきあってください」とはっきり言った。それにリエさんは感動したという。
「その後は毎日、連絡を取り合ったり会ったり。あんなに濃密につきあったのは初めてでした。そして1カ月たったとき、結婚してくださいと。早くないかなと思ったんですが、『僕の人生にあなたが必要なんです。細かいことはこれからいくらでもわかり合える』と言われて、それもそうかなとすぐに双方の親に挨拶に行って、そのまま婚姻届を出しました。友だちには事後報告でしたね」
年齢的なものもあって、この機会を逃したらもう二度と結婚してほしいと言ってくれる人が現れないかもしれないとも感じたそうだ。
大事にされているのがわかる
結婚して2年たつリエさんだが、半年ほど前に子どもを産んだばかり。妊娠中も今も、彼の愛は変わっていない。
「結婚してからずっと大事にされているなあと思っています。子どもは授からなくてもいいやと思っていたんですが、幸運にも授かって。仕事は臨月まで続けました。彼は心配して、毎日お弁当を作ってもたせてくれていましたし、家事もほとんどやってくれた。今、私は育休をとっていますが、彼は本当なら自分がとりたかったと悔しがっています」
このあとは仕事に復帰するつもりだが、彼はとれるものならその後、自分が育休をとるつもりで会社に相談しているという。
「仕事に対する意欲は強い人ですが、出世欲みたいなものはないんですよね。納得のいく仕事ができればいい、誰かの役に立てればいい。そんな感じ。人づきあいも大事だと思っているから職場の飲み会にも出席はしますが、一次会で帰ってくる。たまには二次会まで行けばいいのにと私が言うくらい。週末は私がひとりで出かけることもあります。できる限り、好きなことをしてほしいと言うんです」
限りなく尊重してくれるから、自分も夫を大事にしたいと思えると彼女は笑った。モテていた過去を振り返ると、彼女は実は寂しかった日々だと言った。
「本当の愛を求めていたけど、誰からもいちばんに愛されてはいなかった。やっと巡り会えたのが夫だったんです」
外見や収入ではない彼のよさを、彼女が素直に受け止められるタイミングだったのだろう。