国内LCC初!ジェットスターがビジネス客向け運賃オプションを販売

ジェットスター・ジャパンが、国内LCCで初となるビジネス旅客向けの新たな運賃オプション「フレックス Biz」を販売開始した。通常の基本運賃に、国内線では2,000円を追加すると当日変更無料など、ビジネス出張にありがたいサービスが揃っている。

日本のLCC初! ビジネス旅客向け運賃オプション

ジェットスター・ジャパンの新運賃オプション「フレックス Biz」
(画像提供:ジェットスター・ジャパン)

国内LCCのジェットスター・ジャパンは2017年2月8日、ビジネス旅客向けの新運賃オプションセット「フレックス Biz(フレックスビズ)」の販売を開始した。通常の運賃に追加するビジネス旅客向けの運賃オプションは、日本のLCCとしては初めてとなる。
 

「フレックス Biz」は、ジェットスターのエコノミークラスにおける基本運賃「Starter」に、国内線2,000円、国際線3,000円を追加して購入する運賃オプション。主な特徴としては、搭乗日当日に同一区間で前後の便に無料で変更できるほか、キャンセルする際も購入額相当の金券(ジェットスター・フライトバウチャー)で払い戻しも可能となる。
 

また、「Starter」では追加料金が必要な「スタンダードシート(通常座席)」と「アップフロント・シート(前方座席)」も無料で座席指定ができる。機内持ち込み手荷物も、通常の1点7kgまでに加え、ノートパソコンなど座席下に収まるサイズの手荷物が重量に関わらずもう1点まで持ち込み可能となっている。

  

「フレックス Biz」利用には事前登録(無料)が必要

新運賃オプション「フレックス Biz」記者発表会の様子
​(画像提供:ジェットスター・ジャパン)

「フレックス Biz」は、ジェットスター・ジャパン公式ウェブサイトに新たに開設されたビジネス出張サイト「Jetstar Business Hub」で販売する。通常だと航空券を予約後すぐに購入しないといけないところ、「フレックス Biz」では予約後48時間の購入期限も新たに設けられて急なスケジュール変更にも対応でき、月ごとの利用実績レポートも自動配信される。さらに、「フレックス Biz」だけでなく、それ以外の「ちゃっかりPlus」「しっかりMax」のオプションを追加した予約もしくはオプションなしの予約もできる。
 

「Jetstar Business Hub」の利用には、事前に登録してアカウントの作成が必要。登録は無料で、企業規模などの制限は特になし。ジェットスター・ジャパンをはじめ、他のジェットスターグループ運航便(ジェットスター航空、ジェットスター・アジア航空など)の予約・購入も可能だ。
 

ジェットスター・ジャパンによると、これまでのLCCはレジャーや家族親戚同士の相互訪問といった利用が中心だったのが、就航から5年となり、新たな顧客層獲得のため、ビジネス旅客を対象とした「フレックス Biz」を提供開始するに至ったという。近年、LCCや便数が増え、就航ネットワークが充実してきたのもあり、LCCをビジネスで利用するケースもよく見られる。運賃が安いLCC利用が経費削減につながるのはもちろん、ビジネス利用にありがたい当日の変更無料や機内持ち込み手荷物の許容範囲拡大などが入っており、レジャー利用にとどまらないLCCの新たな利用促進が期待される。

  

【関連サイト】

ジェットスター http://www.jetstar.com/jp/ja/home

Jetstar Business Hub  http://www.jetstar.com/jp/ja/Business

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