手の平に収まるほどのコンパクトさでありながら、価格もコンパクトに収まるケースが多く、費用対効果の高いパソコンといわれています。
ノートパソコンのようにディスプレイとキーボードが付いていないので、自身で揃える必要がありますが、それらを踏まえてもリーズナブル。
「パソコンゲームがやりたいけど、本格的なのはちょっと……」と二の足を踏んでいるような方には最適な選択肢といえるでしょう。
今回、そんなミニPC界隈でも著名なブランド「GEEKOM」から、コストパフォーマンスに優れた「GEEKOM A6」を試用する機会をいただきましたので、奮ってレビューしていこうと思います。
そもそもミニPCとは?メリット・デメリットについて
ミニPCとは、本体が非常に小さいパソコンのことを指します。基本の形はデスクトップパソコンなので、ディスプレイやキーボードなどの周辺アクセサリーが付いていません。別途用意する必要があります。
また、コンパクトゆえに、デスクトップパソコンと比べてしまうと性能も控えめなのが一般的。性能はどちらかというとノートパソコンに近いとされています。
そのため、冷却性能が弱かったり、負荷のかかる作業のときは熱くなりやすかったり、ファンの音が大きくなったりする傾向があります。
「じゃあいいところなしじゃない?」と思われるかもしれませんが、もちろんメリットもあります。
まずは圧倒的なコンパクトさ。ポケットにも収まるぐらいの大きさなので、置き場所に困りません。
簡単に持ち運びできるサイズと重量なので、どんな家庭でも手軽に設置できます。
そしてなにより、高いコストパフォーマンスです。
ディスプレイやキーボードなどの周辺機器がついていないので、その価格分が本体パーツに充てられています。
そのため、同じ価格帯のノートパソコンと比べたら、パフォーマンスが良いいものが手に入ります。
最近はパフォーマンスの高いミニPCも多く、ゲームをプレイするにも十分なスペックを有しているものも少なくありません。
GEEKOM(ギコム) A6とは
そんな特徴を持つミニPCの中でも、価格と性能のバランスに優れているのが「GEEKOM A6」です。主なスペックと特徴は以下の通り。リーズナブルな価格でありながら、ゲームのプレイにも対応できるほどの性能を有しています。

・高品質なアルミニウム合金が採用された美しいボディ。ポケットに収まるほどのコンパクトさ。
・8コア16スレッド、最大4.7GHzの周波数を誇るAMD Ryzen™7 6800H CPUを搭載。
・AMD Radeon™ 680M GPUにより、高いコストパフォーマンスを実現。動画編集や軽〜中程度のゲームにも対応可。
・32GBのDDR5デュアルチャネルメモリを搭載し、転送速度は最大4800MT/s。
・1TBの高速SSDを搭載し、第4世代PCIe技術に対応しています。
・独自開発の冷却システム「Iceblast冷却システム」により、優れた熱放散性能とほぼ無音の運転を実現。
GEEKOM A6 の使用感レビュー
それでは実際に使用してみて私が感じたポイントについてお伝えしていきます。最初に触れるべきは、その美しいアルミボディとコンパクトさです。

部活に勤しむ高校生のお弁当箱のほうが大きいんじゃないかというぐらいで、大人の男性が手に持っても、手の平に収まるぐらいのサイズ感です。

ボディにはアルミニウム合金が使われており、手で持つとひんやり冷たい。余計な装飾などもなく、シンプルで美しいボディです。


また、最大4台のディスプレイとの同時出力も可能とのこと。私は多くて2枚ですが、本格的なデスク環境を整えたい人にも十分な性能ですね。

片方にはSDカードリーダーが付いているので、メディアの読み込みも素早く行えます。



コンパクトさは正義である
「パソコンがそんなにコンパクトである必要があるの?」と思われるかもしれません。私も最初はそう思っていました。ですがこのGEEKOM A6のおかげで、「設置に困らない据え置きのパソコン」というのが実はかなり便利なんだと気づきかされました。
私は妻と子をもつ3人家族で、住まいは賃貸のマンションです。都内に住んでいることもあり、部屋数も多くなく、自身の仕事部屋などはありません。
そのため仕事のときは、折りたたみ式の机と椅子を出して、寝室の一角を陣取って作業をしています。
仕事が終われば、パソコンやディスプレイ、キーボードやマウスなどの道具をすべて所定の場所に片付けなければいけません。
今でこそリモートワークが一般的になりましたが、そもそも家で仕事をするのが前提ではないのが普通。おそらく私のようなスタイルは、別に珍しい形ではないと思っています。
だから私は据え置き型のパソコンは諦めていて、パソコンでのゲームなどは縁遠いものなんだと決めつけていました。
しかしGEEKOM A6なら、設置も片付けも簡単。手持ちのモバイルディスプレイ・キーボード・マウスを繋げるだけで、簡単に仕事環境・ゲーム環境が整ってしまいます。

仕事もゲームも対応できるパワフルなパフォーマンス
メーカーの公式Webサイトいわく「強力な処理能力を発揮しつつ、最大限のコストパフォーマンスを実現しています。在宅勤務やオフィスワークはもちろん、IT業務、動画編集、音楽制作、さらには軽~中程度のゲーミングまで幅広く対応可能。」とのこと。その言葉に偽りなく、実際に使ってみてストレスを感じることはほとんどありませんでした。
実際のパフォーマンステストを実施した結果がこちら。
高品質設定にするとパワー不足感がありますが、標準品質であれば適切なパフォーマンスを発揮してくれました。


さすがに4Kでのプレイは難しいですが、フルHD・60FPS設定の「Dead by Daylight」はプレイOK。ファンはしっかり回りますが、処理が追いつかなくなるほどではなく、快適に遊べました。
私がFPSゲームをプレイしないので、激しい動きのあるゲームのプレイ感をお伝えできなくて恐縮です。
参考に、同じく「Radeon 680M × Ryzen 7 6800H」の組み合わせのパソコンでゲームをプレイした際のテスト動画がありましたので、参考にリンクを貼っておきます。
Radeon 680M (RDNA 2) + Ryzen 7 6800H - Test in 21 Games
この動画を見ると、各種ゲームでおおよそフルHD・60FPSのプレイが可能そうですね。負荷の高いゲームだと、FPSが30〜50ぐらいに落ち込んでしまうこともありそうですが、「ゲームが全然できなくて困る!」ということはなさそうです。
本格的にゲームをやり込むには、ちょっとスペックが物足りないけれど、「パソコンでゲームをやってみたい!」という人のエントリーモデルとしては最適だと思います。
新しいライフスタイルが確立できるパソコン
「リーズナブルな価格で、設置場所にも困らず、日常使いには十分すぎるスペック。ある程度のゲームのプレイも可能で、エンジョイするには最適なパソコン」総評をすると、以上のような感想です。その手軽さから、これからゲームのプレイ回数も自然と増えていきそうです。
また、ミニPCのいいところは「ディスプレイやキーボードなどの周辺機器にこだわれる」というところですね。
最初はコストパフォーマンスを重視してミニPCを購入。本体への出費を抑えつつ、ディスプレイやキーボード、マウスに費用を掛ける。
その後、もっといい環境でプレイしたくなったら、揃えた周辺機器は活かしつつ、パソコンだけを買い換えればOK。
このように、ひとつひとつステップアップしていける所は、ノートパソコンにはない利点といえます。
そして、そのステップの最初に一歩に最適なのが、今回のGEEKOM A6といえそうです。
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