メイン掃除機としてしっかり使えるパワフルコードレス掃除機「VC-CLX73」
東芝ライフスタイルから、軽さとパワフルさを両立したコードレススティック掃除機「TORNEO cordless(トルネオコードレス)VC-CLX73」が登場しました。インテリアになじむスタイリッシュなデザインと、メイン掃除機としてしっかり使えるパワフルさが魅力です。(執筆/All About「デジタル・家電」ガイド:安蔵 靖志)
All About ニュース編集部
2024.12.17
東芝ライフスタイルから、軽さとパワフルさを両立したコードレススティック掃除機「TORNEO cordless(トルネオコードレス) VC-CLX73」(以下、VC-CLX73)が登場しました。その使い勝手や魅力について迫っていきたいと思います。
まずはデザインから見てみましょう。掃除機というと一昔前まではキャニスター型が主流で、納戸などにしまっておいて使う時だけ取り出すスタイルでした。しかし、最近はすっかりコードレススティック掃除機が主流になったこともあり、部屋の片隅に出しておき、使う時にサッと取り出して掃除するスタイルが主流なのではないでしょうか。
VC-CLX73はシンプルなスタンドが付属しており、本体を載せて収納した場合でも圧迫感がなく、インテリアになじみます。バッテリーはカートリッジ式で付属のACアダプターで充電する必要があるものの、設置場所と充電場所を別々にするといったことも可能です。
東芝ライフスタイルが2024年9月に発売したコードレススティック掃除機「TORNEO cordless(トルネオコードレス) VC-CLX73」
本体と延長管、ヘッドを組み合わせた標準質量は約1.7kgです。最近は軽さを求める消費者が増えていることから、1kg前後の超軽量スティック掃除機も人気ですが、重さと吸引力は相反関係にあります。超軽量でパワフルというのは難しいので、メインの掃除機としてはそこをうまくバランスした製品が求められるところです。
そういう意味では、VC-CLX73はなかなかいいバランス感があります。
「Hi-Power DC モーター」と6気筒のサイクロン機構を備える「パワーキープシステム」は、高速気流によってゴミと空気を99%分離する性能を備えているため、サイクロン部で取りきれなかったホコリをキャッチするプリーツフィルターのない「フィルターレス構造」を採用しています。プリーツフィルターにホコリがたまると吸引力が落ちてしまいますが、VC-CLX73はそのフィルターがないため吸引力が99%以上持続するのが魅力です。
6気筒のサイクロン機構はプリーツフィルターのないフィルターレス構造を採用しています
ヘッドもユニークです。一般的なヘッドは、回転ブラシを支える保持軸がヘッドの両端にあるため、ヘッドの両端付近にあるゴミを取りきれません。今回採用された「すみまでヘッド」は、回転ブラシを保持する軸がヘッド中央部に配置されているだけでなく、回転ブラシの両端に「すみまでブラシ」が搭載されています。これによって、壁際に沿ってヘッドを前進させるだけで、掃除しにくくホコリがたまりやすい壁際や隅まで掃除できるようになりました。
新たに採用した「すみまでヘッド」は、ブラシが左右に分かれた構造になっています
左右のブラシの端には、壁際のゴミを取りやすい「すみまでブラシ」を搭載しています
すみまでヘッドは、メンテナンスもラクラクです。ヘッド上部にある左右のレバーを動かすだけでカバーを開けて、ヘッドを裏返さずにブラシを取り外せます。ブラシは丸ごと水洗いすることも可能です。
左右のレバーを動かすだけでカバーを取り外せます
取り外したブラシは水洗い可能です
床上のゴミをパワフルに吸引でき、着脱可能なライトも便利
では、実際に使ってみることにしましょう。
電源をオンにすると自動モードになり、「床見極めセンサー plus」がフローリングなのかじゅうたんなのかを見極めてブラシの回転スピードと吸引力を制御します。自動モード時に「標準/強」ボタンを長押しすると、5秒間だけ強モードにする「ダッシュモード」も新たに搭載されました。ちょっと汚れが気になるところを見つけたら長押しすると、より楽に掃除ができるかもしれません。
床上にまいたゴミをきれいに吸引していきます(画像は強モード使用時)
壁際のゴミも「すみまでブラシ」によってしっかりと取り除いてくれました(画像は強モード使用時)
便利なのは取り外しが可能な「ピカッとライト」です。延長管の先に取り付けることで、床上や家具の下などの暗い場所を明るく照らしてくれます。本体に取り付けることで、ハンディ掃除機にした場合でもすき間などを照らせて便利です。
家具の下などの暗い場所を明るく照らしてくれます
付属の丸ブラシでエアコンのフィルターを掃除しているところ
すき間ノズルと組み合わせたところ
さらに、ワイパーシート(市販のシートでドライタイプでもウェットタイプでも使用できます)を取り付けることで吸引掃除と拭き掃除が同時にできる「吸い拭き2WAYワイパー」も付属しています。
付属の「吸い拭き2WAYワイパー」には吸引口もあるので吸引掃除も同時に行えます
ワイパーシートを取り付けたところ
吸引掃除と同時に拭き掃除を行えます
吸引掃除に特化するのであれば、「すみまでヘッド」を使うのがベストではありますが、吸引掃除をした後に軽く拭き掃除したいとか、吸引掃除をしたばかりだから拭き掃除だけでOKといったときに便利に使えると思います。
部屋の掃除は隅々まで目視しながらしっかり掃除機がけしたい、たまに水拭き掃除も手軽に行いたいという人にぴったりのコードレススティック掃除機ではないでしょうか。