伝統的な技とセンスを感じるポイント
8種類の焼き菓子の中身は、フィナンシェ3種(プレーン・ショコラ・ピスタチオ)、バターケーキ2種(いちご・りんご)、マドレーヌ、チョコオレンジケーキとメープルアーモンドケーキ。おそらく、焼き菓子がお好きな人には王道のラインアップかと思いますが、王道にこそ作り手の技やセンスが求められます。実は8種類どれを食べても「嫌いな人はいない」と思える味わいです。これは、とてもすごいこと。もちろん、フルーツ系よりチョコ系がいい、やっぱりプレーンがいいなどお好みはあるかと思いますが、「嫌われないお味」がベースにあることは重要です。そこから「愛され続けるお味」につながっていくのですが、それを出せるのが「伝統的な技」だと思っています。日本でも人気のブールミッシュは、世界食品コンテスト「モンド・セレクション」でも3年連続金賞受賞されていて、世界的に評価も高いブランド。海外によりなじみがあるフィナンシェやマドレーヌ、バターケーキで評価が高いというのは、うれしいですよね。
おいしさのポイントは「軽やかで上品」
おいしく感じるには、「技」だけではなく「センス」も重要なポイントです。例えばフィナンシェは正方形に焼かれていて、サイズ感もちょうど良い。まず見た目からセンスの良さやこだわりを感じます。さらに、角が薄めになっているので、食べたらサクっとしっとり食感。この食感の遊びが、良いのです。そして何より全体が軽やか。プレーンは最初にバターの香りが感じられ、後から蜂蜜の風味に癒されます。ピスタチオは、ナッティな香りが心地よく口内に広がります。ショコラは、しっとりした食感と味わいが重なって、食べ応えにも満足できます。
材料はもちろんですが、きっと、ひとつひとつのサイズ感や高さや角度など、さまざまなこだわりが詰まっているのでしょうね。
マドレーヌはふわふわでレモンの爽やかさが好印象ですし、バターケーキのいちごやリンゴはフルーティーで上品な味わいです。りんごは果肉のつぶ感も良く、イチゴは封を開けた瞬間にほんのりと香りが広がり、食べる前からおいしさへの期待が高まります。
チョコオレンジケーキとメープルアーモンドケーキはどちらも円形。形は同じでも、それぞれに技とセンスが活きています。チョコオレンジケーキは生地がチョコの濃厚さとよく合っていて、しっとり食感を楽しんだあとにおいしさの余韻に浸れるリッチさがたまりません。メープルアーモンドは粉末のアーモンドが香ばしく、表面の焼き具合と、甘香ばしいバランスが好印象です。
甘いものが好きでカロリーを気にされている人にも喜ばれそうです。
差し入れには、箱を開けた瞬間の「見た目のバランス」も重要
1.個別包装
2.セット数にバリエーションがある (3・6・8・12・16・22・37個入り)
3.それぞれの見た目に「差があり過ぎない」
1つめと2つめのポイントについてはすぐにご納得いただけるかと思うのですが、3つめのポイントについて個人的なお話を少しさせていただくと、先日テレビ収録スタジオに37個入りを差し入れさせていただきました。
楽屋口横のテーブルにふたを開けて箱ごと置いておき、好きなタイミングでお取りいただくスタイルになるのですが、「どれがいいかな〜」と楽しまれながらも、バラつきなく、どれもがあっという間になくなっていきました。とある食事会のあとに16個入りを差し出しても同じ現象。
甘党な人は喜ばれましたし、甘いものが苦手な人も「甘いものはそんなに得意じゃないけど、これはおいしい!どこの?」と聞かれ、そこから会話も弾みました。
見た目にあまりにも差があると、何かの味だけが残りがちなのです。グランリュクスは差がありすぎないので、とても平和的な印象で、差し入れにしやすいと改めて実感しました。
私はもともと「食はコミュニケーション」と思っており、食コミュニケーターとしても活動しています。特にスイーツは日々の食事に加えてちょっとぜいたくなおいしさや楽しい時間を作ってくれます。中でも、箱入りの焼き菓子はギフトによく使うので、良質素材を生かした「伝統的な技」や「どなたにも喜ばれる」ポイントは重要だと感じています。
ぜひ、グランリュクスで一層楽しくぜいたくなひと時を。
日々のスイーツタイム、自分ご褒美、ギフトや差し入れでおいしいもの好きな人とのコミュニケーションアップにもつながりますように。