趣里さん、ジェシーさんが共演するドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)。12月2日に放送された第8話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響とともに今後の見どころを紹介します。
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第8話のあらすじ
16歳の少年4人が60代で一人暮らしの橘清美(石野真子)宅への強盗致傷の罪で逮捕。そのうちの1人・栗本颯(坂元愛登)の両親は、息子の弁護を神波亮子(趣里)と杉浦(ジェシー)に依頼します。
闇バイトごっこをしただけだと話す颯。しかし彼以外の3人は口裏を合わせたように、颯が受けた闇バイト組織からの指示だと自供。担当検察官の藤吉伸(近江谷太朗)には、今回の事件を突破口に今世間を騒がせている闇バイト組織の“キング”を逮捕したい狙いが。藤吉と密会した亮子の父・粒来(古田新太)は亮子を訪ねてそんな裏事情を匂わせ、裁判の傍聴席にも姿を現します。
調査を進めていく中で、颯がかつてバイト先で橘清美と交流があったことが判明。さらに、年齢差別で職に就けなかった清美が、50歳の架空の妹を作り上げ、成り代わって働くという戸籍偽造をしていたことが明らかに。
裁判員裁判であることを逆手にとった亮子は、自身が涙を流しながら答弁を展開。年齢差別を受けた清美への同情を集め、社会問題へ訴えかけ、他のターゲットを挙げるために少年たちを利用しようとした検察側への反感を高める戦法に。颯の無実を勝ち取りながら、清美の戸籍偽造裁判でも情状酌量の余地を多分に残す、見事な裁判を成し遂げるのでした。
「リアルパパの小ネタや朝ドラパロディ出てきて激アツ回」
使えるもの全てを使って颯と闇バイト組織との関係性をでっち上げてこようとする検察に対し、亮子もまた使えるもの全てを使い、ストーリーをでっち上げて“涙劇場”を展開。裁判を「勝ち負けのゲーム」としていた亮子が、裁判中に検察に「裁判は勝ち負けのゲームじゃないんですよ!」と凄む姿は圧巻でした。
裁判の爽快感に称賛が集まる一方、X(旧Twitter)では亮子が見せた“紅茶の注ぎ方”も話題になり、『相棒』(テレビ朝日系)で趣里さんの父・水谷豊さんが演じる杉下右京を彷彿(ほうふつ)とさせる姿に、「趣里ちゃんがお父さんの真似してたw」「右京さんの完コピしながら『…昨日ドラマで見た』、杉浦先生の『もしかして…バディもの?』めっちゃ笑ってしまったw」「バディものって、『相棒』でしょw」などのコメントが続出。
また、颯のバイト先を調査中に亮子が扮(ふん)した主婦姿は、朝ドラ『ブギウギ』で趣里さんが演じた福来スズ子の代表曲『買物ブギ―』を想起させ、「リアルパパの小ネタや朝ドラパロディ出てきて激アツ回だった」と、オマージュを楽しむ声も多く寄せられています。