永野芽郁さん、山田裕貴さんが共演するドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。1月22日に放送された第3話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第3話のあらすじ
味覚を失い、パティシエになるという夢が永遠に失われたことを痛感する雨(永野芽郁)。案内人・日下(斎藤工)から次に奪われるのが嗅覚だと聞くと、視覚や聴覚ではなかったことにホッとします。すると日下は、「嗅覚はただ匂いを感じるだけのものではなく大切な意味がある」と忠告。
そんな中、長崎の街は「長崎ランタンフェスティバル」の季節を迎えていました。その名物の1つが、恋愛成就の願い事を書くとかなうという「恋ランタン」。雨は高校時代、太陽(山田裕貴)に誘われて、母校で毎年開催するランタン祭りの実行委員に参加。帰り道にクレープをこぼして甘い香りのする太陽と一緒に、人生で1番きれいな夕日を見た思い出がよみがえってきます。
一方、雨の祖母・雪乃(余貴美子)と病院で鉢合わせした太陽は、彼女がガンを患っていると聞かされます。「雨の幸せを願う気持ち」をバトンタッチされた太陽は思いを告げると決意し、雨をランタンフェスティバルに誘います。「伝えたい話がある」と言われた雨は大はしゃぎ。しかし、司(白洲迅)から紹介してもらった結婚式場のアルバイト中、香水を使った演出や新郎新婦のエピソードから五感の大切さを痛感。
嗅覚は思い出の扉を開く鍵……五感を失えば、いつかあの夕焼けを鮮明に思い出すこともできなくなる。五感を失う自分といても太陽は幸せではない。――そう考える雨でしたが、千秋(松本若菜)の懸命な説得により、一生忘れられない思い出を作るために太陽とランタン祭りを満喫。雨の葛藤を知る由もない太陽は彼女の手を握り、「この世界で誰よりも1番、人生で1番、君のことが大好きだ」と思いを伝えます。
そんな太陽に「一生忘れない」と返しつつも、「好きな人がいるの。だから気持ちには応えられない」とつないだ手を離す雨。「好き」という言葉さえあれば、五感を失くして暗闇の中で1人ぼっちでも頑張れる気がしたから――。でも苦しいし、思い出だけではやっぱり怖い。うちひしがれる中に現れた司に、つい本当のことを話してしまう雨。涙を流す雨を司が抱き締める一方、太陽は呆然自失で帰路につき――。
切なすぎる展開に涙腺崩壊! 視聴者から悲鳴が殺到
高校時代、雨がこっそり「恋ランタン」に書いた願い事――「好きな人の最愛の人になれますように」「初恋の人と手をつなげますように」。それが2つともかなったのに、幸せになる未来が見えない――。太陽の告白を断りつつ堪えきれず涙をこぼす雨と、ショックで放心し涙目の太陽、別れた後のそれぞれの切なさと苦しみが画面越しにひしひしと伝わり、言葉も出ないクライマックスでした。
X(旧Twitter)では、「可愛すぎる高校時代の2人のやりとりから、こんなにも切ない現代になるとは…」「太陽くん切なすぎるって…!!!」「切なすぎてもう、やだぁ…涙腺崩壊(涙)」「どちらの気持ちも分かるだけに辛い…お互いもっと、幸せに手を伸ばしても良いんやで。つらい」「月9が重い。恋愛モノなの?ファンタジーなの?苦行モノなの?」など悲鳴が殺到。
日下から深入りするなとくぎを刺されながらも雨に寄り添い、雨が幸せになれる道を探すと宣言した千秋が唯一の救いなのか、「千秋さん助けてえええ(涙)」「千秋さんだけが希望」「味方でいてくれてよかった」「千秋さんの決意に賭けたい!」などのコメントも続出しています。
第4話で雨は司に、自身の“奇跡”について、五感を失ってしまう珍しい病気だと告白。2人の距離が縮まる一方、太陽が雨にフラれたことに驚きを隠せない妹・春陽(出口夏希)や花火職人たち。嗅覚が奪われるまでの間、太陽との思い出が詰まった“マーガレットの花束”がキーアイテムになる模様です。司と太陽の恋の対決も始まるのか、目が離せません。
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この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。