今までの転職回数と合否。「多少関係する」が最も多い割合に
転職志望者の「今までの転職回数」と「合否」について、「かなり関係する」と「多少関係する」の回答を合わせて47.2%でした。約半数の人が「今までの転職回数」と「合否」は関係すると考えていることがうかがえます。
「かなり関係する」と回答した人からは、「あまり多いと採用してもまた転職してしまうのではないかと心配になる」「自ら選んだ会社或いは仕事をころころ変わるということ自体、同僚とうまく人間関係を保てないか、飽きっぽい性格か、我慢できないタイプなど面接ではわからない問題があるから」などの理由が挙げられました。
また、「転職理由が致し方ない場合以外は、今後の定着にも課題がある人物と考えられるため、合格にすることは躊躇します」「スキルアップ等の目標のある転職なら何度でも納得できるが、単に飽き性や協調性の無さの場合は論外」など、転職理由が納得できるものであるかどうかも大きな別れ道となりそうです。
転職回数は合否に「関係しない」派……「回数は問題ではない」の声も
一方、「全く関係しない」と回答した人からは、「マッチングしなかったのが原因なので回数は問題ではない」「転職理由や人物を評価し、自分がほしい人材だと思えば合格にしている」などのほか、「転職回数と能力は関係ないし、むしろ様々な経験を積んでいるということだから」「本人の実力次第だが、仕事に対するそもそもの適正がある。これまでの経験も間接的に活かせる」など、転職回数を“生かせる経験”として見ることもあるようです。転職回数は何回以上だと気になる? 志望者の年齢によって違いも
「今までの転職回数」と「合否」が「関係する」と回答した人に、「転職回数が何回以上だと特に気になるか」を聞きました。「1から2回だと職場との相性でやむを得ずの転職とも考えるが、3回以上だとわがままではないかと感じる」「3回以上。3回目となると根気を疑ってしまう」「5回くらい。それぞれの勤務年数も気になる」など、回数はさまざまですが、「年齢による。30代で10回もあったら気になるし、50代で10回だったら気にならない」「年齢によるが、20〜30代で2回以上転職している人は避ける。40代以上で4回以上の転職をしている人は避けるようにしています」など、年齢や勤務期間による、という声も目立ちました。
>(次ページ)「転職回数」のみを理由に、志望者を不合格にした経験は?
※回答者のコメントは原文ママです
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