3位「グリーンブック」
87票を獲得して第3位になったのは、第91回アカデミー賞作品賞を含む3部門を受賞した『グリーンブック』です。天才黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が、黒人向けの旅行ガイド・グリーンブックを手に旅をする中で友情を深めていくというストーリーは、派手さはないものの多くの人々の胸を強く打ちました。
選んだ人からは、「人種差別の苦悩と友情の素晴らしい映画」(30代男性)、「人種差別問題について改めて考えさせられたから」(30代男性)、「差別問題が解消されるわけではないが、当事者と深く関わることで自身の価値観が大きく変わることがあることを教えてくれるから」(50代女性)といった声が上がりました。
2位「幸せへのキセキ」
2位にランクインしたのは『幸せへのキセキ』で90票を獲得。妻を亡くした男性が、その悲しみを乗り越えるために休園中の動物園を立て直していくという実話をもとにしたストーリーです。マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソンといった実力派俳優らの抑えた演技が心に染みるドラマに仕上がっています。
選んだ人からは「登場人物たちの成長や周りの人々の温かさが描かれているから」(50代男性)、「視聴した時に心温まる気持ちになったため」(40代女性)、「疲れている自分を癒やすため」(50代女性)などのコメントが寄せられました。
1位「恋愛小説家」
「最もハートウォーミングだと感じる映画」の第1位は、ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが共演した『恋愛小説家』。97票を獲得しました。アカデミー賞主演男優賞・女優賞を同時受賞したことでも話題になったこの作品は、不器用な大人の恋をユーモアたっぷりに描き、1998年の公開以降も世界中で愛されている恋愛映画です。
選んだ人からは「とにかくヘレン・ハントが好きだから」(40代女性)、「いくつになっても、人を愛する気持ちを忘れないで、気持ちを若く保つ大切さが描かれているから」(40代女性)といった意見が目立ちました。大人の恋愛のバイブル的作品と言えそうですね。
「傷ついたときや落ち込んだとき、映画を見て自分を励ますことはありますか?」という質問では、「ある」が156票、「ない」が65票という結果に。多くの人にとって、映画は心に寄り添う大切な存在のようです。あなたの心をほんわかと温めてくれる映画は何ですか?