BTS、YOASOBI、髭男らユニークな顔ぶれ……LINE MUSIC「2021年5月ランキング」を振り返る!

6月4日に公開された音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」2021年5月の月間ランキング。TOP10に登場したのはBTS、YOASOBI、Official髭男dism、Ado、変態紳士クラブらの楽曲。現在のヒットシーンの群雄割拠ぶりを物語るユニークなランキングになっている。

6月4日、音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」が2021年5月の月間ランキングを発表した。4月の月間ランキングはBTSとback numberのコラボ曲『Film Out』が1位を制したが、5月も1位はBTS『Butter』。昨年の『Dynamite』リリース以来のBTSの大躍進はまだまだ続きそうだ。
 

LINE MUSIC「2021年5月ランキング」1位は大躍進続けるBTSの『Butter』

LINE MUSIC「2021年5月ランキング」TOP3

『Dynamite』と同様、英語詞で世界のリスナーを意識した洗練されたダンスチューン。アメリカナイズされたカラフルな配色が特徴的なMVは公開2週間足らずで再生回数3億回を突破した。確実な人気でなし得たそのスタイルの更新は今後のK-POPアーティストの指針となるに違いない。ただ、2022年にはメンバー最年長のJINが軍入隊の期限を迎えると言われており、それがBTSのグループとしての活動にどう影響するかは気になるところ。


 

2位はYOASOBIのポップな側面楽しめる『もう少しだけ』

情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ)のテーマソングだけあって爽やかで一日の始まりを勇気づけられそうな応援ソング的な仕上がりになっている。YOASOBIと言えば大ヒットしたデビュー曲『夜に駆ける』やアニメ『BEASTARS』(フジテレビ)のテーマソングになった『怪物』などの含みのあるボカロ色の濃い楽曲が印象的だが、『もう少しだけ』からはそれらとは一味違う"王道ポップ"に挑んだ形跡がうかがえる。
 

3位は Official髭男dism『Cry Baby』

髭男らしい自由かつエモーショナルなメロディーラインと、繰り返す転調がクセになる楽曲。聴いていて「ガクン」となるその世界観の揺らぎは、タイムリープ能力を持つ青年が主人公のアニメ『東京リベンジャーズ』(テレビ東京)の主題歌としても絶妙なマッチ感を感じる。これだけ実験的な要素を持ちながらも楽曲をポップスとして仕上げ、ランキング上位に食い込ませる力量はさすが。
 

多彩だった5月の月間ランキング



この他にも5月の月間ランキングには4位にオリエンタルな情緒あふれるAdo『踊』、6位に活動再開後も根強い人気を見せるチャン・グンソク『Emotion』、8位に大阪ヒップホップ、レゲエシーン発の注目株・変態紳士クラブ『YOKAZE』などが多彩な楽曲が登場。現在のヒットシーンの群雄割拠ぶりを物語るユニークなランキングになっている。

【おすすめ記事】
うっせぇわ、きゅんです…SNS発・匿名アーティストが人気のワケ
BTS、TWICE、NiziU…なぜ今「K-POP」がブーム?
BiSHやソロとしても活躍する「アイナ・ジ・エンド」って何者?
THE FIRST TAKEはなぜ流行っている?注目のワケとおすすめ動画5選

【関連リンク】
プレスリリース
 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    祝・岡田将生&高畑充希結婚! ドラマ『1122 いいふうふ』5つの魅力から「この2人なら大丈夫」と思えた理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】