LINE MUSIC「2021年5月ランキング」1位は大躍進続けるBTSの『Butter』
『Dynamite』と同様、英語詞で世界のリスナーを意識した洗練されたダンスチューン。アメリカナイズされたカラフルな配色が特徴的なMVは公開2週間足らずで再生回数3億回を突破した。確実な人気でなし得たそのスタイルの更新は今後のK-POPアーティストの指針となるに違いない。ただ、2022年にはメンバー最年長のJINが軍入隊の期限を迎えると言われており、それがBTSのグループとしての活動にどう影響するかは気になるところ。
2位はYOASOBIのポップな側面楽しめる『もう少しだけ』
情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ)のテーマソングだけあって爽やかで一日の始まりを勇気づけられそうな応援ソング的な仕上がりになっている。YOASOBIと言えば大ヒットしたデビュー曲『夜に駆ける』やアニメ『BEASTARS』(フジテレビ)のテーマソングになった『怪物』などの含みのあるボカロ色の濃い楽曲が印象的だが、『もう少しだけ』からはそれらとは一味違う"王道ポップ"に挑んだ形跡がうかがえる。3位は Official髭男dism『Cry Baby』
髭男らしい自由かつエモーショナルなメロディーラインと、繰り返す転調がクセになる楽曲。聴いていて「ガクン」となるその世界観の揺らぎは、タイムリープ能力を持つ青年が主人公のアニメ『東京リベンジャーズ』(テレビ東京)の主題歌としても絶妙なマッチ感を感じる。これだけ実験的な要素を持ちながらも楽曲をポップスとして仕上げ、ランキング上位に食い込ませる力量はさすが。多彩だった5月の月間ランキング
この他にも5月の月間ランキングには4位にオリエンタルな情緒あふれるAdoの『踊』、6位に活動再開後も根強い人気を見せるチャン・グンソクの『Emotion』、8位に大阪ヒップホップ、レゲエシーン発の注目株・変態紳士クラブの『YOKAZE』などが多彩な楽曲が登場。現在のヒットシーンの群雄割拠ぶりを物語るユニークなランキングになっている。
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