横浜市民でも「え、なんて読むの!?」と驚くような、横浜市内の難読地名をピックアップ!
この記事では、2025年9月6、7日に「本郷台駅前祭り2025」が開催される横浜市栄区の難読地名「公田」に注目します。あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?
栄区のにぎわいを創出「本郷台駅前祭り2025」とは
横浜市栄区にあるJR本郷台駅が開業したのは1973年。これを契機に地域のまちづくりが始まり、1974年に地元商店会が発起人となり、町のにぎわいづくりを目的として「本郷台駅前祭り」が開催されました。
1994年から一時中断しましたが、2016年の栄区制30周年で復活。会場となる本郷台駅前広場でステージイベントや盆踊りなどが行われるほか、地元の商店会による模擬店が出店します。
2025年は2日目(9月7日)に新企画のカラオケ大会が実施予定(申し込み受付は終了)。さらなる盛り上がりが期待されます。
さて、JR本郷台駅から南に約1km歩いたところにあるのが公田町。栄区の難読地名「公田」は何と読むのでしょうか?
横浜市栄区の難読地名「公田」の読み方は?
公田は「くでん」と読みます。
栄区の南部に位置し鎌倉市に接している公田町。古くは鎌倉郡公田村といい、1889年(明治22年)の市町村制施行の際、中野村、鍛冶ケ谷村、上野村、桂村、小菅ケ谷村、笠間村と合併して本郷村大字公田となりました。
1939年(昭和14年)の横浜市編入の際、公田町が新設され、町名は旧村名を採りました。
公田とは古代の班田法で、位田(いでん)・職田(しきでん)・口分田(くぶんでん)などとして与えた残りの田のことであり、正方形の耕地を縦横3列ずつに9等分したときの中央に位置した部分の田をいいます。
周囲の私田を耕すものが共同で公田を耕し、その収穫を租税としていたという歴史があります。
ちなみに、公田町がある栄区は、横浜18区で「自然が豊かだと思う区」ランキング(All Aboutニュース編集部が実施)で第5位となっています。
いかがでしたか? 横浜を訪れた際は、ぜひ難読地名にも注目してみてください。
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参考:『横浜の町名』(横浜市市民局)、「ウィキペディア(Wikipedia):フリー百科事典」公田町
この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。



