1979年9月28日、NECが日本初の本格的なパソコンとされている「PC8001」を発売したことに由来しています。
今回はパソコン記念日にちなんで、知って楽しいパソコンの豆知識をご紹介します。
世界初のノートパソコンを作ったメーカーは?
世界で初めてノートパソコンを発売したのは、日本の東芝です。1989年6月、パソコンの父と呼ばれるアメリカの計算機科学者、アラン・ケイ氏が提唱した理想のコンピューター「DynaBook」の名称を日本国内でのブランド名に採用した「DynaBook J-3100 SS001」を発売しました。
A4ファイルサイズで640×400の液晶ディスプレイを搭載し、バッテリーで2.5時間利用可能、そして重量は2.7キロ。
他のパソコンが数十万円する時代に19万8000円(税別)という安さも相まって、記録的な大ヒットモデルとなりました。
なお、ノートパソコンという名称を広めたのは、その数カ月後に発売されたNECの「PC-9801N(98NOTE)」だとされています。
「バグ」は本当に虫が原因だったことから呼ばれるようになった?
パソコンが動かなくなることを「バグる」などと言いますが、この言い方が広まった発端として、本物の虫がバグを起こしたという記録が残っています。1947年9月9日、ハーバード大学に設置された電気機械式コンピュータ「Harvard Mark Ⅱ」の継電器に蛾(ガ)が挟まって動かなくなりました。
発見したプログラマーのグレース・ホッパー氏は、取り除いた蛾を作業日誌にテープで貼り付けて「本物の虫がバグとして発見された例」と記録。
この日誌は現在でも、アメリカ・ワシントンにあるスミソニアン博物館に保管されています。
パソコンにも性別がある!?
あなたが普段使っているWindowsPCに、実は性別があるって知ってましたか?どういうことかというと、メモ帳を開いて「CreateObject("SAPI.SpVoice").Speak"I love you"」という文字列を貼り付け、拡張子を.vbsにして保存してみてください。
そのファイルをダブルクリックすると、男性か女性の声で再生されるので、パソコンの性別が分かるという仕組みです。
Windowsの音声APIを利用したちょっとした小ネタですが、実際やってみると「お前、そんな声だったのか……!」と不思議な気持ちになるのでぜひお試しあれ。
スマホが普及した今もなお、私たちの暮らしを支えているパソコン。この機会に、メンテナンスしてみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。