「今年こそ頼むポチャ」初回速報順位で堂々の1位
SNS上では、「う、嬉しい!!」「もうポチャッコに悲しい思いはさせないって頑張ってたから感動する」「今年こそ頼むポチャ…」など、ポチャッコファンの歓喜の声が続々と寄せられました。今回5連覇を狙う「シナモロール」や、悲願の1位獲得を狙う昨年2位の「ポムポムプリン」ファンも驚き、波乱の幕開けとなりました。
1990年代に5連覇達成! 華々しい経歴の「ポチャッコ」
昭和から平成に変わった1989年にデビューした「ポチャッコ」。1960年創業のサンリオの歴史の中でも、“キャラクター黄金期”といわれる1980年代には、「ポチャッコ」のほか、「ハンギョドン」「けろけろけろっぴ」「あひるのペックル」「みんなのたあ坊」「マロンクリーム」など、人気再燃中のキャラクターが数多く誕生しました。その中でも「ポチャッコ」は、1989年にデビューするやいなや、1990年には6位にランクイン、1991年から5年連続で1位に君臨するという、華々しい経歴を持つキャラクターなのです。
かわいいの鉄則! 上半身だけのシャツが人気上昇のカギ?
「ポチャッコ」という名前は、“ぽちゃぽちゃしている”ことから、付けられたのだそう。ぽっちゃりとしたおなかやおしりを強調するような、上半身だけの衣装……。そうです、くまのプーさんやドナルドダックなど、フィールドは違えど、かわいいキャラクターの鉄則ともいえるフォルムとそれを強調する衣装が、ポチャッコの愛らしさをさらに引き出しています。
ちなみに、ポチャッコはデビュー当時は衣装を着ておらず、シャツを着るようになったのは1991年頃から。シャツを一生懸命着ようとしている“着替え萌え”グッズも販売されていました。シャツを着用するようになってから、さらに人気が上昇し、5連覇達成を成し遂げたといううわさもあります。
ポチャッコの身長を真面目に推測してみた
ポチャッコの身長は、「大好きなバナナアイスのラージサイズのカップ4個分」。ちなみに、サンリオキャラクター大賞12連覇という偉業を成し遂げているキティちゃんこと「ハローキティ」の身長は「りんご5個分」と公表されています。個人的に、このサンリオ独特の身体的特徴の表現方法がたまらなく好きなのですが、真面目に推測してみると、ちょうどポチャッコが誕生した頃、日本で“高級アイスクリーム”として知名度が高かった「レディボーデン(※)」の大きめサイズが高さ10センチほどなので、ポチャッコの身長は、(二足歩行の状態で)おおよそ40センチくらいといったところでしょうか。
※レディーボーデン……1971年に明治(旧・明治乳業)とボーデン社が提携して発売(1994年からはロッテ発売)した日本の高級アイス市場の代表格。高級感のあるパッケージと実際に高めの価格設定で「今日、俺んちにレディボーデンあるんだぞ!」など、子どもたちからも憧れの存在……だったはず。
「はぴだんぶい」メンバーとともに、V字回復を狙う!
「サンリオキャラクター大賞」で5回連続1位獲得の経験を持つポチャッコですが、1996年誕生の「ポムポムプリン」や2000年以降にデビューした「シナモロール」「クロミ」「ぐでたま」など新しい人気キャラクターたちの登場で、2001~2009年のサンリオキャラクター大賞では10位圏外を経験するなど、低迷した時期もありました。そんな時期を経て、2020年にポチャッコ、タキシードサム、けろけろけろっぴ、バッドばつ丸、ハンギョドン、あひるのペックルの6体の男の子キャラクターユニット「はぴだんぶい」を結成。
公式X(旧Twitter)やYouTubeチャンネルなど、活動も積極的で、子どもの頃から好きだったというファンのほか、新たなファンを取り込んで各メンバーの人気もじわじわとV字回復傾向に。2019年には5位に返り咲いたポチャッコですが、「はぴだんぶい」人気の勢いも相まって、5年連続でTOP5入りを維持しています。
2024年は、誕生日の“うるう年”、デビュー35周年の記念イヤー
ポチャッコの誕生日は、うるう年の2月29日。4年に1回しかないポチャッコの誕生日は、サンリオピューロランドで盛大に開かれるバースデーイベントをはじめ、一部のキディランドでのフェアや記念グッズの販売のほか、SNS上も大盛り上がり。
最近では、仲の良い「はぴだんぶい」メンバーにより、うるう年ではない年でも誕生日前日の2月28日にお祝いしてもらえるようになり、「はぴだんぶい」公式Xでは、みんなから祝福を受けるほほ笑ましい様子を見ることができます。
デビュー35周年を迎える記念イヤーの「ポチャッコ」、その勢いに注目です!