「ぶどう」の生産量が多い国ランキング! 2位「イタリア」を抑えたのは、フランスではなく?

「ぶどう」の生産量が多い国ランキング! 総務省統計局「世界の統計2024」 から、最新のランキングを発表します。ワインでもおなじみの「イタリア」を抑えた1位の国は?

「ぶどう」の生産量が多い国ランキング
「ぶどう」の生産量が多い国ランキング
日本では山梨県や長野県などがぶどうの産地として知られ、「シャインマスカット」や「マスカットノワール」など、高級なぶどう品種も人気を博しています。総務省統計局が公表している「世界の統計2024」から、国別「ぶどう」の生産量ランキングを発表します。

>14位までの全ランキング結果を見る

2位:イタリア(814万9000トン)

2位は、イタリア。ぶどう栽培に適した地中海性気候を生かし、その地域でしか栽培されない「土着品種」のぶどうなど、2000種類以上ものぶどうを栽培しています。3位のスペインとは200万トン以上もの差をつけました。

イタリアの食文化に定着しているワインですが、1人あたりのワイン消費量は、ポルトガルやフランスに次いで、世界3位。イタリアで栽培される豊富な種類のぶどうを使ったワインは、イタリアの20州全てで生産され、生産量はフランス、スペインを抜いて世界1位を誇ります。

1位:中国(1120万トン)

1位は、中国でした。降雨量が少なく日照量が豊富で寒暖差が大きく、水はけの良い土壌に恵まれた山東省煙台や雲南省など、ぶどう栽培地として長い歴史を持つ産地が中国全土に多数点在しています。

中国では人口の多さもあって、ワインの消費量が年々増加しており、外資の大手ワインメーカーが中国での生産に乗り出すなど、ワインの生産地としても注目を集めています。中国国内では赤ワインが主流のため、ヨーロッパ系の黒ぶどう品種が多く栽培されるほか、中国でのみ栽培されている珍しいぶどうの品種もあり、今後は品質の高いワインの生産地としても注目が集まります。

この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。
次ページ
14位までの全ランキング結果を見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    知って得する! 青春18きっぷより安い「北海道&東日本パス」の賢い使い方

  • 世界を知れば日本が見える

    「多様性廃止」に向かうメタ、マクドナルドら大手企業。トランプ「性別は男と女だけ」がもたらす閉鎖性

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『ショウタイムセブン』の阿部寛が「岸辺露伴」に見えた理由。フジ問題と無縁ではない問題提起も

  • AIに負けない子の育て方

    【中学受験2025】安全校が危ない? 親が知っておきたい最新受験事情と、直前期の心を強くする言葉