猫の老化はいつから?

猫の老化のサインが現われる年齢は、個体差もありますが、早ければ7歳くらいから。遅くとも11歳からシニアと呼ばれます。最初は見た目があまり変わらないのでわかりにくいですが、運動能力が衰えるなど、気がつくことがあるはずです。体にも、少しずつ変化が現われてくるでしょう。動作も鈍くなり、寝ている時間が長くなります。

体調では胃腸の機能が低下し、歯も弱ってきます。フードは食べやすいものに替えてあげる必要があります。高齢猫には、シニア用の総合栄養食を数回に分けて与えるのがおすすめです。フードはいきなり切り替えるのではなく、それまで食べていた成猫用のフードに少しずつ混ぜ、ゆっくりと変更していきましょう。

 

1.足腰が弱る

顕著な老化のサインが、足腰の衰えではないでしょうか。ジャンプに失敗した猫を見て、始めは笑っていたものの、その後も失敗を繰り返し、次第に挑戦すらしなくなってきます。今までできていたことができなくなると心配になりますね。

高い場所に登れなくなったり、飛び移ったりすることができなくなってきます。動きが鈍くなり、段差を越えるのも大変な様子。落下して怪我をすることもあるので、背の高いキャットタワーは低いものに替えたり、段差にはスロープやステップを設置してあげるといいですね。

 

2.毛艶が悪くなる

高齢になると自分で毛づくろいをすることが少なくなります。そのため、毛がパサパサになったり、毛玉ができたりします。放っておくと皮膚のトラブルにつながることもあるので、飼い主がブラッシングしてあげることが大切です。優しくマッサージしてあげるのも血行を良くするのに効果的です。ただし、嫌がるときは無理をしないで下さいね。

被毛が汚れているときは、蒸しタオルで拭いてあげたり、ドライシャンプーをするなどケアをしましょう。老化によって毛量も減り、毛色が薄くなったり、ヒゲが白くなることもあります。

 

3.痩せる

高齢になると、運動量が減って筋肉が落ちるため、痩せてきます。外見は変わらないように見えても、体重が落ちていることもあります。

ただし、急激に痩せたり、食欲が落ちたり、食べているのに極端に痩せている場合は病気が隠れていることもあります。高齢になると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるので注意しましょう。特に7歳を過ぎると腎臓病にかかりやすくなります。気になることがあれば、動物病院で診てもらって下さいね。

 

まとめ

年をとれば、体が衰えてくるのは仕方のないことです。これまで家族として一緒に過ごし、癒しや幸せをもたらしてくれた猫を、感謝の気持ちをこめて労わってあげましょう。

高齢になると病気も増えてきます。老化のせいなのか、体調が悪いのか、わかりにくいこともありますが、猫の様子を気にかけて、いつもと違うと感じたら獣医さんに相談して下さいね。

見た目ではわかりづらい病気も多くありますから、定期的な健康診断を受けるとなお良いでしょう。

猫の変化に合わせて体のケアをしてあげたり、環境を整えるなどして、高齢になっても快適に過ごせるようにしてあげたいですね。
 

(獣医師監修:唐野智美)

提供・ねこちゃんホンポ

【関連リンク】
猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草
猫が鼻キスをする意味やその時の注意点
ゴミ処理機から猫を間一髪で発見!
「命」を諦める?1匹の子猫が教えてくれた奇跡
【話題】虫が苦手なイマドキ大型猫