5月13日に全国公開
(C)2022「流浪の月」製作委員会

 「怒り」の李相日監督最新作「流浪の月」を鑑賞した著名人のコメントが披露された。「パラサイト 半地下の家族」などで知られ、李監督と本作の撮影監督ホン・ギョンピョとの縁を繋いだポン・ジュノ監督は「すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした」と賛辞を送っている。

 凪良ゆう氏のベストセラー小説を映画化した本作は、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった家内更紗(広瀬すず)と、その事件の“加害者”とされた青年・佐伯文(松坂桃李)の15年後の再会を描く。

 ポン・ジュノ監督のほか、原作者・凪良が大ファンだと称する作家・島本理生氏、木村佳乃、妻夫木聡からのコメントも公開。また、本作の劇場パンフレットが発売されることも発表された。
 
パンフレットには初出しとなる劇中&メイキング写真も掲載される
(C)Hong Kyung Pyo

 「流浪の月」は、5月13日に全国公開。

▼コメント一覧 ※敬称略、アイウエオ順

■木村佳乃(女優)
 小説を読んで感じた心の震えを、映像が更に深く伝えてくれました。とても感動しました。

■島本理生(作家)
 文が更紗に向ける視線は、性でも恋愛でも同情でもなく、ましてや少女性に対する幻想や崇拝であってはならない。

 その奇跡は、もしかしたら誰も見たことがないものかもしれない。それが映画の中で見事に体現されていたことが尊かった。(※劇場パンフレットより抜粋)

■妻夫木聡(俳優)
 行き場のない感情が、荒波のように引いては寄せ、寄せては返して、心がえぐりとられるようだった。

 事実や真実なんてどうでもいい。ただこの2人に幸せになってもらいたいと願う自分は間違っているだろうか。

 2人がたどり着いた先が、自分には絶望なのか解放なのかわからなかったが、この余韻に浸っていたいと思う自分に、これは救いの映画なのだと気付かされた。

■ポン・ジュノ(映画監督)
 李相日監督が映画的な怪力の持ち主であるということは前作『怒り』でもすでに感じていたが、今作ではさらに一歩、まさに最後までやりきっている。すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした。

提供・映画.com