名前を聞けば「そういえばあった気も……」レベル! ハッキリ言って不人気だけど「中身は一級品」の日陰のクルマ4台

軽自動車をはじめ、セダンやミニバンやSUVなど、どんなボディタイプのクルマも揃う日本。それ故にどうしても目立たないまま生産を終えてしまうクルマも数多く存在してしまう。そこで今回は、「目立たなかったけどよかったクルマ」を集めてみた。

パッとしなかったが走りも装備も一級品だったクルマを振り返る

 

セダン:トヨタ・プログレ(1998年)

 トヨタ車の販売は全般的に好調だが、売れ行きが伸び悩んだ車種としてプログレがある。直列6気筒の2.5リッターと3リッターエンジンを搭載する後輪駆動のセダンだったが、全長は4500mm、全幅も1700mmに抑えられて視界も良いから運転しやすかった。



 

 

 加えてフロントマスクは抑制の利いたデザインだ。上質なセダンなのに、豪華さを追求したオラオラ系ではない。この持ち味のために販売は低迷したが、トヨタは従来の上級セダンでは満足できないユーザー層を獲得している。つまり、狙いは当たった。



 

 

 ちなみに当時のトヨタは、セダンの主流派とされるクラウンやマークII、革新派ともいえるアルテッツァなどを用意しており、さらに反主流のプログレまでそろえた。セダン市場を自社だけで完結させるトヨタの物量作戦に驚かされた。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのこと。2つの用語、時系列、モノクロシーンの意味は?

  • どうする学校?どうなの保護者?

    なぜPTAで子どもの保険を扱うのか? 2024春、東京都Pが“別組織”で保険事業を始める理由

  • AIに負けない子の育て方

    2024年の中学入試は「弱気受験」だったというが…受験者増の人気校に見る、中受親の変化

  • アラサーが考える恋愛とお金

    仕事×子育てを両立できるのは「ごく一部の恵まれている女性」か。女性の社会進出という“風潮”が苦しい