旧車を運転し続けてきたことで体に染み付いている!

 現代のクルマがイージードライブ化しすぎている一方、車種や程度、メンテナンス状況によっては乗りにくかったりと、いずれにしても旧車には多かれ少なかれクセがある。これをうまく乗りこなすのが旧車乗りというものだが、最近のクルマに乗ってもクセが抜けなくて、ついやってしまう行為があったりする。今回は、そんな旧車あるあると集めてみた。

 

車間距離を大きく取る

 ブレーキが利かないのは旧車の特徴のひとつ。チューニング的なことをやれば現代車ぐらいは利くが、ノーマルであればあまり利かない。スペック的に当時としては贅沢なディスクブレーキを装備というウリを見かけるが、あまり利きはよくなかったりする。そうなると、自然と車間距離は大きめになる。ただ、周囲のクルマにはわかってもらえないので割り込まれることもあって、逆にヒヤリとすることも……。

 

 

クラッチを踏んだまま信号待ち

 MT車の場合、クラッチを踏みっぱなしだとストレスがかかるので、信号待ちではシフトはニュートラルにしてクラッチは戻すというのが基本と言われる。しかし、シフトがすんなり入らない旧車では、慌てて1速に入れるのは困難なことも。そこで、ストレスがかかろうが、足が疲れようが、1速入れっぱなしで信号待ちをするのが一番安心ということになるのだ。

 

 

アクセルを吹かしてからエンジン停止

 当時から、意味がない行為と言われていたが、残ったガソリンを燃やした感があったのは事実。なにかにつけて吹かすのが旧車乗りだったりして、今でもやってしまうことも。もちろんホントに意味がない行為ではある。


 

坂道に止めるのが怖い

 旧車が現役だったころはマニュアル全盛時代。止めるのも気を使って、坂道はできるだけ避けたものだ。サイドブレーキが甘く、1速もしくはバックに入れておかないと、坂で自然に動き出してしまうことがあった。教習所でも万が一のために、ハンドルを切って止めると教えていたほどだ。それならばシフトを入れておけばいいじゃないかと思うかもしれないが、たまに忘れるから始末が悪い。実際に下ってしまったという例はそこそこあった。

 

 

ウインカーも赤

 旧車で当たり前なのが、赤のウインカー。フロントはオレンジでも、リヤは赤で、テールランプと同じ場所が光ったりして、見た目のデザイン性はいいものの、少々見にくいというかわかりにくい。当時を知っている人ならわかってくれるが、なかにはわざわざ壊れていますよ、なんて教えてくれることもある。ハザードは両方とも赤いのが点滅するので、さらに壊れていると思われがちだし、なんか緊急事態なのかとギョッとされることもある。

 

 

内掛けハンドル

 最後は今でもけっこう見るステアリングの切り方で、昔のクセが抜けていないのかなと、というドライバーがやっていることが多い。パワステがなかった時代のもので、軽くなった今ではやる必要はないし、戻すときに手の移動がうまくいかなかったり、エアバッグが開いたときに手が離れないでケガをすることもあるので、外側から握るようにしたい。


TEXT:近藤暁史
提供:Auto Messe Web

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