日本でもっとも多くのブランドを抱えているトヨタ

 1000万台クラブ(年間の世界販売台数が1000万台規模であること)に入会することが自動車メーカーの生き残りには必須といわれていた時代があった。最近は1000万台クラブという言葉こそ使わなくなったが、CASE時代の様々な分野においてスケールメリットは欠かせないポイントで、自動車メーカーがアライアンスを組むという流れは止まることはない。

 アライアンスを組むようになると、意外なブランドが同門であったりするケースも出てくる。あらためて世界の巨人といえる自動車メーカー・アライアンス・グループとブランドの関係を整理してみよう。なお、今回は中国における現地法人との共同出資によるブランドは除くものとする。

 まずはアメリカ代表のGM(ゼネラルモーターズ)。もともと20世紀初頭に、複数の自動車ブランドを買収することで巨大メーカーとなったというルーツを持つ同社だけに、その傘下には多数のブランドを抱えていた。日本車のブランドでも、スバル、いすゞ、スズキとは資本提携を結んでいたことは記憶に新しい。



 

 

 現在は、かなりブランドを整理しているが、それでもプレミアムブランドの「キャデラック」、スポーティな「シボレー」、ピックアップ中心の「GMC」、そしてGMのルーツとなる「ビュイック」の4ブランドを有している。このうち日本に正規導入されているのはキャデラックとシボレー。アメリカンスポーツカーの代名詞といえるシボレー・コルベットがミッドシップに生まれ変わり、初の右ハンドル仕様が導入されたのは2021年の話だ。



 

 

 日本の自動車メーカーは資本提携や事業提携などのアライアンスを組みつつ、緩く連携している印象もあるが、さすがにトヨタは複数ブランドを抱えている。トヨタ自身、トヨタとレクサス、そして最近ではGRを独立したブランドとしてアピールしている上に、連結決算対象となっている商用車メーカーの日野自動車、そして2016年に完全子会社化したダイハツもトヨタグループだ。



 

 

 これらを合計するとグループで5ブランドを抱えていることになる。意外に多くのブランドがひとつのグループになっているのだ。

 ちなみにアライアンスといえばルノー日産三菱自動車を思い浮かべるが、このアライアンス傘下には、ルノー/日産/三菱/ダチア/ラダ/ルノーサムスン/アルピーヌ/インフィニティ/ダットサンと10のブランドが存在していたりする。