三菱やスバルのSUVは強烈だった! クルマが登れる坂道の限界角度とは

TV CMなどで、クルマが急坂を走るシーンをよく目にする。では、普通のクルマはどのぐらいの坂道まで上ることが可能なのか? 上り勾配における縦断勾配の限界は32%とされている。一般のクルマの登坂能力、また、坂を登る際のコツについて詳しく解説したい。

三菱やスバルのSUVは強烈な登坂性能をもつ!

 ただし特殊なクルマになれば話は別。ベンツの多目的作業用自動車「ウニモグ」は登坂性能45度を誇る(ギヤは最大で24段)。斜度45度ということは、100m進むと100m高くなるので、100%勾配に!



 

 

 ただ国産車だって負けてはおらず、三菱は各地のイベントに最大斜度45度の4WD登坂キット(トラック)を持ち込み、デリカD:5などの同乗体験を実施。100%勾配=45度の登坂能力を証明している。またスバルのフォレスターも、かつて52%勾配(斜度27.5度)を上ったというデモ展示を行なったことがある。



 

 

 ちなみに急坂を上るときのコツは、あらかじめ助走をつけて、MTなら1速に入れ、ATならDレンジのまま上り坂にさしかかった時点で、アクセルをすばやく大きく踏み込み早めにキックダウンさせること。ハンドルはできるだけ真っ直ぐを維持し、速度が落ちだす前にしっかりアクセルを踏み足すのが肝要だ。

Text:藤田竜太

提供・WEB CARTOP

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