猫の「健康なうんち」の目安

理想的な猫のうんちは

  • 表面が水分でツヤツヤ
  • 食べているフードの色~やや濃いめの色
  • コロコロではなく長くまとまっている
  • 毎日出る
  • 未消化の物や異物が混ざっていない

などの様子が目安です。猫は排泄した後に砂で隠す習性がありますので、愛猫がうんちをした直後にうんちの外見を確認すると良いでしょう。

うんちの水分量は多過ぎれば下痢に、少なすぎれば便秘となる要素です。形が留まらない緩さは下痢だと分かりやすいのですが、形があるうんちでもコロコロとまとまりがなくツヤがないうんちは便秘気味の疑いがあります。

うんちの色は食べているフードやおやつの色と関係していますので、同様の色かやや濃いめの色になるでしょう。ウェットフードの場合はフードの色よりも濃くなることもあるようです。食べているフードにもよりますが、着色料が含まれていると鮮やかなうんちが出てしまうこともあります。

うんちに愛猫の毛以外の異物が混ざっていないかも要チェック!うんちに寄生虫が混ざっていたり食べてしまった輪ゴムや紐などを発見したらすぐに改善するようにしましょう。うんちの回数の理想は1日1回は排泄されることですが、猫ちゃんの体質によって回数は異なります。

 

健康なうんちのための対策

1.フードの種類を頻繁に変えない

猫は環境の変化に弱いと言われますが、フードの変更も環境の変化の1つとなるリスクがあります。フードの変更がストレスになることがありますので、頻繁に食べたことのないフードに変更するのはあまり好ましくありません。

初めて食べるものはアレルギーの有無や体質に合っているかが分からないため、いきなりうんちに異変が見られることも少なくありません。愛猫の体質に合っているフードであれば、療法食等の指導がない限りフードの変更は頻繁に行わない方が良いでしょう。

現在のフードを変更する必要がある場合は、いきなり替えるのではなく1週間ほどかけて丁寧に切り替えていきましょう。

 

2.消化が良いフードを選ぶ

猫ちゃんの体質とフードとの相性がありますので「この子は平気なのに、この子にはうんちに異変が現れた」ということもあります。体質に合わないフードの場合、下痢や便秘だけでなくよく吐き戻すようになることも。「水にすぐふわっと溶けるフードは消化がしやすい」という意見もあります。猫ちゃんによってはアレルギー以外でも「特定の食材の消化が苦手」ということもありますので、フードの原材料を把握しておくのも大切です。

 

3.水分補給を意識する

猫はもともと飲む水の量が少なめであるため、うんちまで水分が行き渡らずに便秘を起こす子も多いです。特に寒い時期には積極的に水を飲もうという意識が低くなりやすいため、愛猫にしっかり適量の水を飲んでもらう工夫が大切です。ウェットフードを取り入れると食事と一緒に水分補給もできて効果的です。

猫ちゃんによって飲み水の好みには個性がありますので、容器の形や流れる給水器のタイプ、置く場所などを工夫してみると飲水量がアップする可能性があります。「ぬるま湯が好き」という子もいますので、寒い季節は水の温度にも注目してみると良いかと思います。

 

4.運動不足に注意する

運動をすると腸の動きも活発になりやすいため、健康うんちのために適切な運動が大切です。喉が渇いて水を飲む意識も高まることも期待できます。

子猫の頃は遊び盛りで活発な時間が多いのですが、2歳以降になるとくつろぐ時間が増えて運動が不足しやすくなります。便秘気味の猫ちゃんは特に、一緒に遊ぶ時間が不足していないかを見直してみましょう。

老猫ちゃんの場合は激しい運動が負担となる場合もあるため、体調と相談しながら運動を取り入れてみましょう。

 

5.ストレスを軽減させる

猫はストレスを受けると下痢を起こすことがあります。食事や運動のほか、愛猫が生活の中で何かにストレスを受けていないかを見直してみることも大切です。引っ越しやペットホテルの利用など、急激に環境が変化すると大きなストレスを受けることもあります。環境が変わるタイミングでは、愛猫のストレスケアを入念に行うようにしましょう。

 

まとめ

今回は猫の健康なうんちの目安と、うんちの状態を良好にするための5つのポイントを解説しました。

  • フードの種類を頻繁に替えない
  • 消化が良いフードを選ぶ
  • 適量の水分補給を意識する
  • 運動不足に注意する
  • ストレスを軽減させる

この5つの対策はうんちの状態だけでなく、愛猫の健康にかかわる基礎的なポイントにもなります。愛猫が健康的になれば、おのずとうんちの状態も良好になるということです。

軟便や便秘を起こす原因は多岐に渡りますが、明らかな病気や寄生虫などが見られないときには食物アレルギーやフードが体質に合っていないこと、飲水量が足りないなどの疑いもあります。

また猫は繊細な一面も持っているため、運動不足やストレスなど生活に関係している疑いもあります。

さまざまな方向から愛猫の健康を支えてあげることで、良いうんちとなって効果が現れると期待できます。
 

(獣医師監修:平松育子)

提供・ねこちゃんホンポ

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