長く乗り続けたいのはロードスターやGT-Rだけじゃない!

 マツダが実施する初代ロードスターのレストアサービスに始まり、NISMOによって第2世代スカイラインGT-R用補修部品が復刻。さらに、トヨタのGRヘリテージパーツプロジェクトによってスープラやAE86の部品の復刻など、多くのメーカーが旧型車の部品の復刻をスタートしている。

 もちろん一気にすべてのパーツが再生産されているわけではないが、今まではどんなに欲しくても新品パーツは供給されず、ネットオークションなどで中古品を新品以上の価格で購入するしかなかった。そんなユーザーからしてみれば、非常にありがたいサービスと言えるだろう。

 そこで今回は、現在復刻パーツがリリースされている車種以外でも需要が高そうな、過去の国産車たちをピックアップしたい。復刻部品を求める声が大きければ、メーカーを動かすことになるかもしれない。

 

日産シルビア/180SX

 日産のスペシャリティーカーとして1965年に登場したシルビア。現在でも1988年に登場した5代目(S13型)以降のモデルは、ドリフトをはじめとしたモータースポーツのベース車としても人気が高い。


 それだけに、チューニングやカスタマイズのパーツに関しては、いまだに新製品が登場するほどの人気となっている。登場から30年以上が経過(S13型)し、近年はノーマルに近い状態をキープしたいと考えるユーザーも増えてきている。


 しかし、最終型のS15型であっても終売からまもなく20年が経過するということで、内外装のパーツを中心に欠品パーツが目立つようになってきているのだ。その結果、ゴリゴリのチューニングカーを作るよりも、ピカピカのフルノーマル状態を作る方が難しいという逆転現象が起きてしまっているため、復刻部品の需要も高いのではないだろうか。

 

 

ホンダ・シビック(EF系~EK系)

 4代目モデルのマイナーチェンジ時に追加された、8000rpmまで軽々吹き上がる1.6LのB16A型VTECエンジンが話題となったホンダ・シビック。

 いまだに名機としてファンも多いこのエンジンは、6代目モデル(EK型)まで継続搭載されている。6代目モデルにはこのB16Aをベースにチューニングを施したB16B型エンジンを搭載する「タイプR」もリリース。こちらはすでに新車価格を超える価格で取引される中古車もあるほどの人気ぶりとなっている。


 ただし、そんなシビックもすでに多くの製造廃止部品が存在しており、内外装のパーツだけでなく、なかには継続車検に影響するようなものも供給されない事態となっているのだ。

 多くのユーザーは社外部品や他車種の部品を流用して凌いでいるようだが、これだけ高い人気を誇る車種だけに復刻部品のリリースが望まれる。

 

スバル・インプレッサ(初代GC)

 今でこそハイパフォーマンスモデルはWRXに集約されているが、昔ながらのスバルファンであれば、インプレッサという車名に思い入れがあることだろう。世界ラリー選手権(WRC)での活躍を筆頭に、スバル=ラリーのイメージを高めたのは言わずもがなの初代インプレッサである。


 いまだに現役感のある初代インプレッサは1992年から2000年までと、国産車としては比較的長いモデルライフを誇っていたため販売台数も多い。日常で見かける機会もあるかもしれないが、それでも生産終了から20年以上が経過しており、部品の供給は厳しい状態となっている。

 エンジンこそ、惜しまれつつ生産終了となったWRX STIにも搭載されていたEJ20型(ターボモデル)である。だが、エンジン型式こそ同一ながら、当然のごとく内部パーツは刷新が続けられており、現在供給されている部品が初代インプレッサに必ずしも適合するというわけでない。

 現在でもスポーツ走行の相棒として愛用している人も多い車種だけに、補修部品を求めているユーザーも決して少なくないハズだ。

TEXT:小鮒康一
提供:Auto Messe Web

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