見た目の豪華さだけではダメかも!?

 現在のオヤジ世代にとって、忘れられないのがバブル期前後、1980年代を一世風靡したデートカーだ。1981年に登場した初代Z10型トヨタ・ソアラ、その2代目Z20型ソアラはハイソ―カーとも呼ばれた、国産デートカーの頂点に君臨した王者だった。


 また、1987年デビューの3代目ホンダ・プレリュードは、当時としては画期的な!? 助手席のリクライニングを運転席側から倒せた、男心・女心に火をつける歴史的デートカーの1台だったのである。もっとお手軽なところでは、ベンチシートもあったホンダS-MX、運転席と助手席が低くフラットにアレンジできて、妖しく光る照明まで付いていたトヨタbBなんていう、走るラブホ的コンパクトカーもあったりした。


 では、デート百戦錬磨の女子だって喰いつく現代のデートカーと言えば、もはやブランドや室内の豪華さ、快適さだけでは勝負にならない。さらなるプラスアルファの女子心をくすぐる魅力が必要なのだと思う。ここでは、国産車に限定して、かつて、モテたい男子のバイブル誌でもあった講談社ホットドッグプレスのクルマ担当記者でもあった筆者が、現代のデートカーに相応しいと思える数台を紹介したい。

 

ホンダ・レジェンド(ホンダセンシングエリート搭載車)

 例えば、今年いっぱいで生産終了となる、5代目KC2型ホンダ・レジェンドである。デートカーとしての決め手はやはり、現時点で国産車唯一の自動運転レベル3。ハンズオフどころか、アイズオフまで条件が整えば可能で、走行中、モニターで映画鑑賞ができたりする。


 ホテルのリビングルームのTVで映画を見ているような絶好の環境が、移動中に行えるのだから、女子も感動しきり。先進感溢れるクルマの世界に、アルコールなしで心底酔えるはずである。映画の内容によっては、思い描いた理想の展開に発展させることも容易ではないか。
(※車両は100台の限定かつリースのみで現在はオーダー受付終了につき手に入れることはできないのが残念)

 

日産アリア

 日産アリアも現代のデートカーになりうる1台だ。女子にも人気絶大なクロスオーバータイプのピュアEVであり、未来感あるデザイン、高精度マップを用いたプロパイロット2.0(現時点でスカイラインのみに搭載される最先端のプロパイロット)を搭載。さらに、電気自動車ならではの静かすぎる移動空間、ラグジュアリーで先進感たっぷりのインテリアなど、あらゆる点で女子を魅了するにぴったりだ。


 日産コネクトナビのオペレーターサービスで、移動中に相手の好みを聞いて、遠隔でスマートに目的地設定(レストランやホテルとか!?)などしてもらえば、VIP的に男を立てることもできそうだ。TVCFで、アリアとともにムーンウォークしているキムタクファンなら、さらに効果絶大……!?

 

ホンダ・ヴェゼル

 好感度ある、気負いすぎないデートカーとしては、かのプレリュードを世に送り出したホンダのヴェゼルもいい線いっていると思える。エクステリアデザインはプレミアム感たっぷりだし、過大な押し出し感のないプレーンな顔つきも女子好感度高しのはず。


 エアコンの風を直接体や顔にあてない、そよ風アウトレットは女子受け必至で(要説明)、e:HEV PLaYグレードのみながら、前を見ていても空が見えるパノラマルーフの装備もデートカーとして大いに威力を発揮してくれるに違いない。ただし、PLaYグレードはすでに受注一時停止というぐらい、納期に時間がかかるのが難点だが。藤井 風のキラリをBGMに流せば、もう気分アガリまくりになること必至。藤井 風ファンならイチコロ、かも。

 

番外編:キャンピングカー

 しかし、である。アウトドア派の女子であるならば、それらの現代のデートカーとして理想的なクルマでさえ退けるほどの威力のあるクルマがある。それは、キャンピングカーである。ある意味、すべてが車内で完結する、お泊りをいとわせないクルマというわけだ。内装がラグジュアリーで、リビング&ベッドスペースなどが豪華仕様なら、もう勝負!? は決まったものだ。もっとも、その気がない女子だと、移動するベッドルームでもあるわけで、ふたりっきりだと警戒される可能性はある……。


TEXT:青山尚暉
提供:Auto Messe Web

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