再生可能エネルギーによる発電で水を分解して水素を精製する

 最近は「モリゾー」こと、トヨタの豊田章男社長自らがレーシングドライバーを務めるルーキーレーシングのスーパー耐久シリーズ向けマシンに、水素を燃料とした内燃機関を採用したことが大きなニュースになっている。



 

 

 また、水素を充填する水素ステーションの外観だけで判断すると、充填機器はガソリン給油機器と比べて少し大きめで頑丈な作りになっているとはいえ、一般的なガソリンスタンドと大きな差はないように思える。



 

 

 そんな水素だが、どうやって作っている(精製している)のか?

 ガソリンやディーゼル燃料(軽油)ならば、中東や東南アジアなどの産油国の地表や海底深い場所から原油を採取して、それを大型タンカーで日本まで運んで、沿岸地域にある精製所で精製してガソリンを含めた様々な商品に振り分けられる仕組みだ。

 水素もどこかの国から原料を持ち込んで国内で精製したり、または天然ガスのように超低温で液化したLNG(液化天然ガス)のように専用運搬船で海外から持ち込んでいるのだろうか?

 現時点(2021年)で、将来の水素精製の主役と目されているのは、「水電解式」と呼ばれるものだ。太陽光や風力など自然由来の再生可能エネルギーによる発電によって、水を分解することで水素を精製する方式だ。