「月収25万円で出社勤務」VS「月収18万円でテレワーク勤務」5.6倍の大差で勝ったのは? 【23卒学生調査】

学情が2023年3月卒業予定の大学生や大学院生を対象にアンケートを実施。給与が最大25%などの幅で減額される場合、テレワークの制度を利用したいと回答した学生は17.8%でした。同じ仕事なら給与が高い働き方を選びたいという意識が強いようです。

少しずつながら確実に普及しつつあるテレワークですが、アメリカのIT大手・Googleがテレワークを継続する社員の給与を、最大25%削減する方針であると報じられ話題になったのは記憶に新しいところ。これから社会に出ようとしている学生はテレワークについてどのような意識を持っているのでしょうか。
 

大手総合就職・転職情報会社の学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生415名を対象に、2021年9月3~30日の期間で、就職活動に関するインターネットアンケートを実施しました。
 

テレワークの制度を利用したい学生は74.5%

テレワークの制度を利用したい学生は7割を超えた

「テレワークの制度を利用したいですか?」と質問したところ、「利用したい」と答えた学生が40.0%、「どちらかと言えば利用したい」と答えた学生が34.5%と利用を前向きに考えている学生は74.5%という結果が出ました。「どちらとも言えない」と答えた学生は20.2%で、テレワークの制度が自分に合っているか、仕事への影響がどう出るのかを慎重に検討している様子もうかがえます。
 

給与が減額される場合でもテレワークの制度を利用したい学生は17.8%

給与が減額してもテレワーク制度を利用したい学生は2割弱


ではテレワークの制度の利用に条件が付くとどうなるでしょうか。
 

「給与が最大25%などの幅で減額される場合も、テレワークの制度を利用したいですか?」という質問では、「利用したい」「どちらかといえば利用したい」と回答した学生は17.8%にとどまりました。「(給与が減額されない場合)テレワークの制度を利用したい」と回答した学生は74.5%でしたが、「給与が最大25%などの幅で減額される場合」という条件が付くとテレワーク制度の利用を希望する回答は4分の1以下に。
 

「給与が減るのであれば、テレワークは希望しない」「電気代やインターネットの回線費など、テレワーク時の出費もあると思う。テレワークで給与が減るのであれば、出社したい」「同じ仕事で給与が減るのは悲しい」といった声が上がりました。
 

「給与が減ってもテレワークをしたい」と回答した学生からは「通勤時間がなくなることを考えると妥当だと思う」「給与が減るのは仕方がないけれど、その分副業は認めて欲しい」といった意見が寄せられました。
 


>>(次ページ)「月収25万円で出社勤務」VS「月収18万円でテレワーク勤務」




【おすすめ記事】
大学生が選ぶ「23卒インターンシップ人気企業」ランキング! 2位「味の素」を抑えた3年連続1位企業は?
「勤務時間開始ギリギリまで寝ている」20代女性が最多で64.8%!ビジネスパーソンの「睡眠」実態調査
金持ち企業ランキング! 3位「ファーストリテイリング」2位「信越化学工業」、1位は……?
35歳以上に聞いた「地方勤務で働きたい都道府県」ランキング! 3位「長野県」、2位「北海道」、1位は?

 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • AIに負けない子の育て方

    多様化する中学受験…実施校が爆増した「新タイプ入試」「英語入試」に受かるのはどんな子か

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    日本人には日常すぎて衝撃! 外国人が「最高に素晴らしい!」と称賛する日本のいいところ厳選3

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    東海道新幹線の「個室」が100系以来、四半世紀ぶりに復活! 「どこに設けられる?」JR東海に聞いた

  • 「婚活」の落とし穴

    「男らしさ」がしんどい若者たち。「女性より稼いで当然」「デートもリードすべき」と言われても