中学受験界では超有名作『二月の勝者』がついにドラマ化!

コロナ禍でも増加傾向が続く首都圏の中学受験者数。2022年入試も人気校では激戦になることが予測されています。そんななか注目のドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)が10月16日にスタートしました。

(C)日本テレビ『二月の勝者-絶対合格の教室-』


『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で2018年から連載中の原作コミックは、塾経営の裏側や保護者の本音、子どもたちの心理描写がリアルかつ衝撃的なことで知られています。

塾講師目線で描かれた中学受験の世界は大人向けの内容で、特に個性的なスーパー塾講師・黒木蔵人(柳楽優弥)が放つ鮮烈な言葉が心に残ります。何らかの事情で大手塾を辞め、中堅塾にやってきた黒木は、塾生を獲得して塾の経営を立て直すため、独自の方法で保護者や子どもたち、講師たちを論破していきます。

スパイシーでストレートすぎる発言の数々。第1話から黒木節が全開でした。インパクトある名言のなかから、今回は3つをピックアップします。

 

名言1.「合格のために、最も必要なのは、父親の経済力と母親の狂気!」

とある中学受験塾の新校長になった黒木が講師たち向けて放った一言。『二月の勝者』の世界観を象徴する発言といえるでしょう。

黒木は「合格に必要なのは講師の一生懸命な情熱などではない」と断言。保護者を「金脈」「新規顧客」「スポンサー」などと表現します。

中学受験にかかる費用は主に塾代で、その額は数百万円に及ぶともいわれます。通塾スタートが低年齢であるほど金額は膨らみ、家庭教師や個人指導塾と併用する家庭などは、金額に上限がないようなもの。小学生はなかなか自発的に勉強することが難しいということもあり、よほどの秀才でなければ、高校受験・大学受験と比較できないほど塾への依存度が高くなります。

一方で、母親の狂気。この先のエピソードで描かれるだろう狂気に満ちた母たちの登場が今から楽しみです。
 

名言2.「あり得ないなんてことはない。不可能を可能にする。それが中学受験です」

初対面の子どもたちに向かって「君たち全員を第一志望に合格させるためにやってきた」と断言してみせる黒木。「あり得ない」とざわつく子どもたちに、ボールが落ちる原理を例にとり「不可能」と「可能」について説明します。

頭で考えただけでは不可能だと思っていても、実際にやってみないと分からない。やってみれば可能なこともあるんです

「絶対に合格できる」と言うことが難しいように、「絶対に不合格になる」ともまた言い切れないのが受験というもの。「あり得ない」と諦めるのではなく、不可能に思えることを可能にする気持ちで挑むことの大切さを教えてくれるようです。
 

名言3.「粘って頑張った経験のある人は、受験でも強いですよ」

父親とともにサッカーに打ち込んできた男の子が、中学受験のためにサッカーを中断することを決意する場面。塾で行われたテストで、思ったように問題が解けなかったことで怒られるかもしれないと怯える彼に対して

この答案は、解こうと粘ったのがよくわかる答案です」と黒木。書いては消した筆跡が残り、試行錯誤が見て取れる答案用紙を見て、「スポーツか何か、長い期間取り組んできたものがあるんでしょう」と評価しました。

黒木先生の言葉がすごくうれしかった!という男の子。スポーツ、音楽、芸術など、勉強以外のことでも何かを一生懸命頑張ってきた経験のある人は、ここぞというときに力を発揮できるはず。とても励みになる言葉ですね。

経験に裏付けされた一言で保護者や子どもたちの心を溶かす場面がある一方で、

我々の仕事はサービス業です
ここは子どもの将来を売る場所です
私はATMである父親の心を揺さぶったまでです

……という冷酷なワードを次々と投下していくのもまた黒木の一面。感動と衝撃で心をグラグラ揺さぶれられるドラマ『二月の勝者』。第2話以降の展開も楽しみですね。
 

【動画】第1話を5分で復習! 



【おすすめ記事】
勉強だけじゃない! 「難関中学」合格家庭は遊びにも本気だった
難関中学に合格した子たちはこんな本&漫画を読んでいた!
難関中学で出題された本厳選13冊【2021年度男子校編】
難関中学で出題された本 厳選10冊【2020&2021年度共学校編】
中学受験後の燃え尽き症候群!?「深海魚」になる子の特徴