クーラーボックスの悪臭が洗ってもとれない!

 肉や魚、野菜など、さまざまな食材を保存するクーラーボックス。使い終わったあとを見てみると、意外と汚れていたりするものです。それをそのままにしておくと、悪臭の原因になってしまうことも。
 


 たいていの汚れは中性洗剤で洗えばOKなのですが、肉や魚の汁がこぼれているのに気づかず放置してしまったりすると、嫌なニオイを放つようになってしまいます。こうなってしまうと、洗うだけではなかなか落とせません。そこで、クーラーボックスのニオイが気になるときの消臭テクニックを紹介しましょう。

 

生臭さを消す「お酢」


 肉や魚が傷んで発生する悪臭は、おもにトリメチルアミンというアルカリ性の物質。クーラーボックス内に、こぼれた肉や魚の汁が残っていたりすると、この生臭いニオイが残ってしまいます。
 


 このニオイを消すためには、アルカリ性であるトリメチルアミンを酸性の物質で中和させる必要があります。そこで使用するのが「お酢」です。お酢の主成分は酢酸という酸性物質なので、これを加えることで消臭してくれます。 クーラーボックスを中性洗剤でしっかりと洗浄したあとに、水で2倍に薄めたお酢で庫内を洗います。スプレーボトルに入れて吹き付けてもOKです。そしてきれいに拭き取ったら、乾かして終了。若干お酢のニオイが残りますが、時間とともに消えていくので問題ありません。

 

お酢のニオイが気になるなら「クエン酸」


 お酢と同様、アルカリ性のトリメチルアミンを中和するものに「クエン酸」があります。家庭のお掃除にも使われるもので、最近では100円ショップでも購入できるため、持っている人も多いと思います。

 これもお酢と同じように中性洗剤で洗浄したあと、水で薄めて庫内を消臭します。ニオイがきつい場合は、クーラーボックスに水を張って、そのなかにクエン酸を溶かし入れます。分量は水1Lに対してクエン酸10~15g。1~3時間ほど浸けたら、水で流して乾かします。



 50L以上の大型クーラーボックスの場合は、クエン酸水の量が多くなるので、そこに抵抗のある人はスプレーボトルにクエン酸水を入れ、吹きかけて使うといいでしょう。

 

卵やタマネギが腐ったようなニオイに「重曹」

 肉や魚由来のニオイはアルカリ性なので、酸性物質で消すことができますが、卵やタマネギが腐ったようなニオイの原因は、硫化水素やメチルメルカプタンといった酸性の物質。酸性のお酢やクエン酸では、中和させることができません。



 そんなニオイを中和させるのはアルカリ性物質である「重曹」を使いましょう。200mlのぬるま湯に30gの重曹を入れて溶かします。これをスプレーボトルに入れて庫内に吹きかければ、ニオイを消すことができます。

 

手軽に使える「クーラーボックス用洗浄剤」

 いろいろと使い分けるのが面倒だという人は「クーラーボックス用洗浄剤」が便利です。クーラーボックスに水を張り、錠剤を入れるだけで消臭できる錠剤タイプや液体を拭きかけて使用するスプレータイプなど、さまざまな種類があります。

 おもに釣り用の製品のようですが、キャンプシーンでも十分に活躍すると思います。 基本的には、ニオイの元になりそうな魚や肉はビニール袋などに入れて保冷すれば、クーラーボックス内を汚すことも少なくなります。でも、ニオイが付いてしまったら、ぜひ紹介した方法を試してみてください。

Text:島崎七生人
提供:Auto Messe Web

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