猫が撫でられたところをずっと舐める心理5選!嫌がれられる?どんな意味があるの?

猫を撫で撫でする。至福のひとときです。猫も嬉しそうにゴロゴロ言っていたのに、撫で終わったら必死でその場所を舐めている…。こんな行動をされたら「嫌だったのかな?」と危惧してしまいますが、こんな心理が働いているようです。

1. 匂い消し

撫でられると確実に、被毛にその人の匂いが付いてしまいます。猫は周囲を自分の匂いで満たされていないと安心しないことがある為、体に付いた異質な匂いを舐めて消し去っているのでしょう。

ちょっとショックですが本能なので仕方ありません。邪魔すると多分怒られてしまうので、好きなようにさせてあげましょう。

ただ、慣れた飼い主さんの匂いは必ずしも消そうとしているのではなく、自分の匂いと融合させることで安心しているそう。混ぜることで新たな匂いとなるので、それがまた心地良いのかもしれません。

 

2. 毛並みを整えている

撫でられると毛並みが崩れてしまうことがあります。人間でもせっかくセットした髪型を崩されると不快に感じますね。それと同じで「せっかく整えてあるんだから、乱さないで!」と思っているのでしょう。

細かいことにこだわりがある猫は多いです。特に自分の毛並みとなると並々ならぬ情熱を注ぐこともあるでしょう。時間をかけてセットしたのにそれを崩されてしまったら、すぐ整えたくなるのも無理はありません。

 

3. 気持ちを落ち着かせている

猫の毛づくろいには体を綺麗にする目的とは別に、気持ちを落ち着かせるという場合があります。撫でられて気持ちが動揺したのでそれを鎮めようとしているのです。

よほど嫌な触り方をされたか、予想外だったかでしょう。猫に触る時はいきなりではなくまず指先の匂いを嗅いで貰い、顔をスリスリしてくるなどOKが出たら触るようにするとスムーズです。少しずつ距離を縮めていく方が負担をかけずに済むでしょう。

 

4. ゴミや汚れを取り除いている

撫でられたことで付いたゴミや汚れを取り除いているのかも。汚い手で猫に触れる人はあまりいないでしょうが、その可能性も考えられます。

綺麗好きなのでストレスにならないよう、ゴミなどが付着している手では触らないようにしてあげましょう。嫌な思いをさせると以降は撫でさせてくれなくなってしまうかもしれません。そうなると関係修復には時間がかかります。ご注意ください。

 

5. 神経質な性格

神経質な性格のために撫でられた後に舐めることがあります。複数の猫を撫でてみると分かりますが、舐める猫と舐めない猫がいるのです。すぐに舐める場合は神経質、舐めない場合はおおらかな性格だということが分かります。

 

まとめ

撫でた後にその場所を執拗に舐められると、普通はショックに感じます。猫には猫なりの理由があるので、あまり気にしない方が良いでしょう。

筆者も猫を飼った当初は気になっていましたが、そういうものだと慣れてしまえば気にならなくなります。飼い主さんの精神衛生上にも、気にしすぎは良くありません。
 

提供・ねこちゃんホンポ

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