転職活動で「しんどかったこと」1位は? 経験者500人のランキング!

なかなか内定がもらえないなど、心身ともに辛くしんどいことばかりの転職活動。ビズヒッツは、転職経験がある男女500人が選んだ「転職活動でしんどかったこと」ランキングを発表しました。転職活動経験者は、どんなしんどい体験を乗り越えてきたのでしょうか。

なかなか仕事が決まらず、心が折れそう……。仕事をしながらの転職活動は体力的にキツい……。心身ともに辛くしんどいことばかりの転職活動。転職活動経験者は、どのようなしんどい体験を乗り越えてきたのでしょうか。

ビズヒッツは4月6日、転職経験がある男女500人を対象に「転職活動でしんどかったこと」に関する意識調査結果をランキング形式で発表しました。同調査は、2021年2月26日~3月1日の期間で、インターネットにより実施したものです。
 

転職活動でしんどかったこと1位は「不採用が続いた」こと

転職活動で「しんどかったこと」1~3位は僅差で並んだ

ずばり、転職活動でしんどかったことの1位は「不採用が続いた」でした。次いで2位の「希望に合う求人がなかった」、3位の「仕事と転職活動の両立」がわずかな差で並びました。

「なかなか内定がでず、自分のことを全否定されているような感覚に苛まれた」(転職時の年齢23歳/女性)、「職種経験者にも関わらず、なかなか内定がもらえなかった」(転職時の年齢36歳/女性)、「面接にすらたどり着けないことが数十回続いた」(転職時の年齢44歳/男性)など、書類選考や面接後など状況はさまざまですが、不採用が続き、なかなか内定がもらえなかったことを「しんどかったこと」に挙げる人が最多でした。

2位は1位とわずかな差で「希望に合う求人がなかった」でした。「Uターンで希望の条件に合う企業がなかなかなかった」(転職時の年齢29歳/男性)、「託児所があるなどの条件をつけると、求人がなくなってしまった」(転職時の年齢30歳/女性)など、職種、給料、勤務時間、年齢、福利厚生など、自分が譲れない条件に合う求人を探すことに苦労した人も多いようです。

3位は「仕事と転職活動の両立」。仕事をしながらの転職活動は、時間の調整が大変

3位は「仕事と転職活動の両立」。「平日夜か土日しかリサーチする暇がないので時間を作るのが大変だった」(転職時の年齢25歳/女性)、「転職活動していることがばれないように有給を取得するのが大変」(転職時の年齢32歳/男性)など、時間、体力だけでなく、今の職場に知られないようにするなど、精神的な面でも「しんどい」と感じる人が多いようです。

「経験のない職種に応募していたので、アピールが難しかった」(転職時の年齢26歳/男性)、「社内評価は良かったのに一歩外に出たら自分のスキルは通用せず、就職エージェントでも門前払いされた」(転職時の年齢31歳/女性)など、転職に活かせる「資格やスキルの不足」が5位でした。

前職を辞めて転職活動を行った人は、「収入がない期間が長く、失業保険も支給されるまでが長かった」(転職時の年齢28歳/女性)、「日々貯えが減っていく」(転職時の年齢31歳/男性)など、収入が途絶える「無職期間」は金銭面でも精神的に追い詰められ、しんどかったと感じたようです。
 

転職活動の期間は平均6.3ヶ月……1年以上かかった人も

転職活動にかかった期間で最も多かったのは「~半年」

「転職活動にかかった期間」は、平均6.3カ月でした。半年以内に転職活動を終えた人が大半を占めていますが、転職活動期間が長くなればなるほど、転職の「ハードルが上がってしまう」と感じるようです。

「ハローワークと転職サイト」など複数の方法を組み合わせる人も多い

「転職活動の方法」で最も多かったのは「ハローワーク」。次いで「転職サイト」、「転職エージェント」が続きました。
 

転職活動の「しんどい」を減らすために「面接対策」は必須?

求人の探し方から企業へのアピールまで、工夫したポイントはさまざま

転職活動を成功させるために工夫したことは「面接対策」が124人で圧倒的に多く、1位でした。「面接で聞かれそうなことをピックアップして、実際に言葉に出して練習」(転職時の年齢31歳/男性)、「転職エージェントに面接のアドバイスを何回ももらった」(転職時の年齢27歳/女性)などの具体的な対策のほか、「高画質カメラ搭載のパソコンを購入した」など、リモート面接のための準備をしたという人もいました。

希望職種の幅を広げて成功した人、逆に自己分析を徹底して応募を絞ったという人も

2位の「履歴書・職務経歴書の充実」にわずかな差で、3位「幅広く求人を探した」が続きます。「とにかくチャンスを増やすためにたくさん応募した」(転職時の年齢29歳/女性)、「職種を幅広くしてみた結果、良かった」(転職時の年齢30歳/女性)という声がある中、逆に「自分の得意なことや好きなことを考え直し、やみくもに応募せず得意なことを筆頭に考えた」(転職時の年齢24歳/女性)、「転職活動をする目的を整理して、ブレないよう心掛けた」(転職時の年齢43歳/女性)という「自己分析の徹底」が4位でした。
 
学校や大学からサポートがある新卒の就活とは違い、タイミングもバラバラ、すべて自分で進めていかなければならない転職活動。「しんどいこと」が続くと、精神的に追い詰められて孤独を感じてしまうこともあります。転職経験者の工夫を参考にしたり、ハローワークや転職エージェントを活用し、相談にのってもらうことも重要です。転職活動の「しんどいこと」を少しでも減らしていきましょう。

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