お弁当作りの「5大NG行動」、知っていますか?

お弁当は、調理後に時間が経ってから食べるため「傷みにくくて安全に食べられること」が大切です。夏は食中毒のリスクが高まりますから、特に注意が必要です。暑さは年々厳しくなっていますので、「これくらいなら、いけるよね、大丈夫」と今までの経験で判断するのはやめましょう。

食中毒を防ぐために守るべき三原則は、食中毒菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」です。

1. つけない
食材やお弁当箱だけでなくキッチンや調理器具も清潔に整え、調理前には手を洗って菌がつかないようにする

2. ふやさない
お弁当の中身が、菌が繁殖しやすい環境である20~40℃で水分が多い状態になることを防ぐ

3. やっつける
加熱調理(75度以上で1分以上)や、洗ったりして、菌をやっつける

この三原則、意外と徹底しきれていないのではないでしょうか?

さらに、うっかりやってしまいがちなお弁当づくりの5つのNG行動を、食生活アドバイザーでもあり、食育アドバイザーでもある筆者が紹介します。

(1)きゅうりが、食中毒の原因になる!?
夏においしいきゅうりですが、屋台の冷やしきゅうりや高齢者施設で出された一夜漬けによる食中毒が近年も発生しています。食肉ばかりでなく、きゅうりなどの生野菜も食中毒の発生源になるので要注意です。

生野菜をお弁当に入れたいなら、よく洗って水分をしっかりふきとることが鉄則。きゅうりについては、いぼの部分に菌がつくことが多いので念入りに洗いましょう。皮をむくこともお勧めです。

また、実は茹でてもおいしいので、フライパンに並べて1分ほど加熱するのもおすすめです。簡単で食感もあまり変わらないので、おいしくいただけますよ。

(2)見た目重視? ミニトマトのへたはつけたまま
お弁当のいろどりや、すき間を埋めたいときの心強い味方といえばミニトマトですが、へたをつけたままお弁当に詰めていませんか?

ミニトマトのへたには菌がつきやすいので、必ずへたはとりましょう。買ってきたらすぐにへたをとれば、さらに安心です。

(3)仕切りの定番、レタスにも要注意?
レタスなどの葉物野菜を仕切りに使うのも、夏は特に要注意です。お弁当が華やかになるため愛用する人は多いですが、葉物野菜からは水分が出てくるのでNG!

仕切りには葉っぱの形をしたバランやミニカップを使いましょう。最近は100円ショップで手軽に買えますし、抗菌機能付きのものもありますよ。

(4)炊飯器からお弁当にごはんを詰める
ごはんを炊飯器からそのままお弁当箱に入れると、蒸気がこもって水分が発生しますので、やはりおすすめできません。お弁当箱に詰めてすぐにふたを閉めるなんて、もってのほか!

ごはんもおかずも、一度“別のお皿にのせて冷まして”からお弁当箱に詰めましょう。すぐにお弁当箱に入れたい場合には、ふたをせずにお弁当箱の底を傾けて、早く冷めるように工夫しましょう。

水分は、安全なお弁当作りの大敵です。冷ましてからお弁当箱に詰める、食材の水分をふきとるほかに、かつお節や高野豆腐、とろろ昆布など水分を吸ってくれる食材を活用するのもおすすめです。

(5)マヨネーズで食材を和える
子どもも大人も大好きなマヨネーズですが、和えると食材から水分が出やすくなるので、お弁当には避けましょう。

どうしても使いたい場合は、直接かけるのではなく1回使い切りタイプのマヨネーズを食べる直前にかけてください。炒めものなど加熱するメニューに使うのもいいですね。
 

注意すべきは、水分と温度

おいしくて安全に食べられるお弁当には、食中毒菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」という三原則を守ることが大切です。三原則とともに、水分を増やさず、低い温度をキープする意識があれば、お弁当づくりのNG行動を防ぐことができます。

今年も暑い夏になりそうですが、おいしくて安全なお弁当で元気に過ごしましょう。