話題の電撃トレード!オリックスから2選手が横浜DeNAに入団 

自身の名前入りタオルを手に撮影に応じる伊藤光(いとう ひかる)選手と赤間謙(あかま けん)選手(2018年7月11日撮影)
自身の名前入りタオルを手に撮影に応じる伊藤光(いとう ひかる)選手と赤間謙(あかま けん)選手(2018年7月11日撮影)

横浜DeNAベイスターズは、2018年7月11日にオリックス・バファローズから2対2の交換トレードにより獲得した、伊藤光(いとう ひかる)選手と赤間謙(あかま けん)選手の入団会見を行った。背番号は伊藤選手が「29」、赤間選手が「49」となる。

トレードは7月9日に発表され、DeNAからは、白崎浩之(しらさき ひろゆき、内野手)選手と高城俊人(たかじょう しゅうと、捕手)選手がオリックスに移籍する。

突然発表された大型トレードに、双方のファンには激震が走った。白崎選手は2012年にドラフト1位で入団した人気選手、高城選手は2018年シーズンも1軍で捕手を務めていた主力選手であることから、ツイッターでは発表後、「トレード」がトレンド入りしたほど。
 

両選手に「大いに期待している」と高田GM

会見に同席した高田繁GM(左)(2018年7月11日撮影)
会見に同席した高田繁GM(左)(2018年7月11日撮影)

会見に同席した高田繁GMは「セ・リーグは、2位以下は一つの勝ち負けで順位が入れ替わる状況。後半戦は一戦一戦が大事になってくる。伊藤選手、赤間選手がチームの大きな力となり、勝利に貢献してくれると思っています。大いに期待しています」と笑顔で語った。

伊藤選手は、2007年、明徳義塾高校からドラフト3巡目でオリックスに入団した29歳の捕手。2013年、2014年には正捕手として137試合に出場し、2014年にはベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いている。が、2016年シーズンからは当時20歳の若月健矢(わかつき けんや)選手の起用が増え、出場は80試合に。2017年シーズンは打撃を買われて内野手や指名打者として103試合に出場するも、打率1割8分9厘と振るわず、2018年シーズンは7試合出場にとどまっていた。

赤間選手は、2015年、ドラフト9位で鷺宮(さぎのみや)製作所から入団した27歳の投手(右投げ)。2016年は24試合、2017年は7試合に登板しているが、今季は1軍登板はなし。
 

伊藤選手「ルーキーのように、一生懸命野球を」

緊張した雰囲気の中、記者会見がスタート(2018年7月11日撮影)
緊張した雰囲気の中、記者会見がスタート(2018年7月11日撮影)

緊張した面持ちで開口一番、「ルーキーのように一生懸命がんばります」とあいさつした伊藤選手。「トレードの話を聞いた時は、正直驚きました。この場にきてようやく実感がわきました」と、突然の話だったことを感じさせた。

オリックスのチームメートからは「さみしい」「今までありがとうございます」といった言葉をかけてもらったという。「バッテリーを組ませていただいた金子(千尋)さんをはじめ、遠征中だった1軍の選手からは電話やメールをいただきました。今はメジャーで活躍されている平野(佳寿)さんからも、海外から連絡いただきました。キャッチャーとしてピッチャーのために全力を尽くしてきて、よかったなという気持ちです」(伊藤選手)
 

「打てるキャッチャー」が欲しかったラミレス監督

過去にA・ラミレス監督が巡回アドバイザーとしてオリックスを訪れた際、「熱心に接してくれた」と伊藤選手は振り返った。当時、バッティングに関してアドバイスをもらったそう。ラミレス監督は7月9日に行われた囲み取材に対し、「キャッチャーとしてはもちろん、打撃面で期待している。過去によい成績を残しているので、セ・リーグに来ればもっといい成績が残せるだろう」と話していることから、「打てるキャッチャー」を獲得したかったものと思われる。

DeNAは捕手を固定せず、戸柱恭孝(とばしら やすたか)選手、嶺井博希(みねい ひろき) 選手、そしてトレードとなった高城選手の3人体制を敷いてきた。しかし、3人とも打率1割前後と不振に喘いでおり、大きな課題となっていた。

オリックスは、後半戦に向けて右打ちの内野手を補強したいと考えていた、と報道されている。双方の思惑が一致してのトレードだったことが伺える。合わせて、1軍で活躍していた高城選手は、オリックスの捕手陣に良い刺激を与えることだろう。
 

対話しながら「ベイスターズに染まっていきたい」

「必要とされて来た、と感じる」と意気込む伊藤選手(2018年7月11日撮影)
「必要とされて来た、と感じる」と意気込む伊藤選手(2018年7月11日撮影)


伊藤選手は「必要とされて来たんだな、と感じています。ベイスターズは隙のない野球をしているので、自分もその中に入ってやっていかなくては。年下のピッチャーが多いので、活かすも殺すもキャッチャー次第。話し合って、引っ張っていって、いいバッテリーになりたい。チームメートや監督・コーチともいろいろな話をしていきながら、ベイスターズに染まっていきたいです」と意気込む。

また、田中健二朗(たなか けんじろう)選手が同郷(愛知県)の高卒同期入団で、昔から面識があるといい、「一番初めに連絡し、家はどの辺がいい?とか聞きました(笑)」と、緊張に包まれた会場を和ませた。
 

赤間選手「しっかり腕を振って、横浜のマウンドで躍動を」

「横浜のマウンドに立つイメージはすでにできている」と赤間選手(2018年7月11日撮影)
「横浜のマウンドに立つイメージはすでにできている」と赤間選手(2018年7月11日撮影)

一方の赤間選手は、「中継ぎ陣に割って入れるよう、そしてチームの勝利に貢献できるよう、がんばります」とあいさつ。突然のトレードに不安が大きかったが、「チャンスはあるからつかんで来い」「赤間ならできる」と励ましてもらったことを明かした。

自身のピッチングの持ち味について「ストライク先行でテンポよく投げ、バッターを打ち取ること。次の打撃陣によい流れを持っていくことも、自分の良さだと思っています」と赤間選手。「オリックスでは1軍でぜんぜん投げられなかったので、申し訳ない気持ちでした。新しいチームに来たので、しっかりと腕を振って、1軍のマウンドで躍動したい。ファンの方々の声援を受け、横浜のマウンドに立つイメージはすでにできています」と、力強く語った。
 

伊藤選手「これからも応援を」赤間選手「活躍して恩返ししたい」

「これからも応援していただければ、ありがたいです」と伊藤選手(2018年7月11日撮影)
「これからも応援していただければ、ありがたいです」と伊藤選手(2018年7月11日撮影)


最後にオリックスファンに向けて、それぞれ次のようにコメントした。

伊藤選手「入団2年目にヘルニアの手術をして、復帰まで時間がかかりました。プレーできるかどうかわからない自分に対して、声援を送ってくださったファンの方々に対して、オリックスでは優勝という形で恩返しができなかったのが心残りです。新天地でも一生懸命野球をやるということに関しては変わらないので、これからも応援していただければ、ありがたいです」

赤間選手「2軍暮らしが長かったんですが、背中を押してくれたり、1軍に上がってダメな時でも声をかけてくれたり……。そんなファンの方に、新しい場所で活躍して、恩返しできればいいなと思っています」

DeNAに入団する2選手、DeNAを離れる2選手、それぞれ新天地での活躍に期待したい。

 

【関連URL】
横浜DeNAベイスターズが7月12日に球団公式ツイッターとInstagramを開設

球団公式Twitter アカウント(@ydb_yokohama
球団公式Instagram アカウント(baystars_official

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