私は「読者の役に立たないこと」が、確信犯であるか否かがズバリ“鍵”となっているのではないかと考える。つまり、スポニチの「焼肉弁当差し入れネタ」は、その美味さにじっくりと触れることによって、あわよくば清原の“男っぷりの良さ”を「読者に伝えよう→役に立たせよう」とする色気がただよっている。対して、東スポの「猪木の仰天清原復活プランネタ」は、端っから読者の役に立たせようなんて気持ちはゼロ。一連の原稿が「まずは刑務所(?)に行って、ビンタしてやろうか。ダーッハッハ」という凄まじいオチに繋ぐためだけの埋め草でしかないことをちゃんとわかっているのだ。

 

では、「良い役に立たない記事」とは、いったいどうやって書けばいいのだろう?

 

正解は、とにもかくにも「くだらない素材を一所懸命書くこと」なのではなかろうか。たしかに、一所懸命という意味では、この焼き肉弁当の記事からもその真摯さは伝わってくる。が、そこらへんのさじ加減に関しては、残念ながら東スポのほうが一枚も二枚も上手なのだから、「生兵法は怪我のもと」という諺を、今回のスポニチには捧げたい。