ここ最近、幼児虐待のニュースを頻繁に見かけるようになっています。この問題が起きる背景には、シングルマザーの増加が一因に挙げられると言われています。なぜシングルマザーが増えているのか、シングルマザーにいま何が起きているのか、考えてみたいと思います。

 

なぜシングルマザーが増えているのか。それは社会全体として、「結婚すること」「家族を作ること」に対する責任感が薄れてきているのではないでしょうか。また、経済力や社会的地位など、パートナーの条件ばかりを重視した結婚が増えていることも、安易な離婚、そしてシングルマザーが増える原因になっていると考えています。

 

これは私が相談を受けている経験上言えることですが、シングルマザーになられた女性は、親から十分な愛情を受けていないことが多いように思います。そのため、自分の子どもにどのような愛情を注げばよいのかわからず悩むというわけです。

 

では、シングルマザーと幼児虐待が絡んだ事件が起こっているのはなぜでしょうか。それはシングルマザーの中で、「母親」としての“役割”と、「女性」としての“本能”が揺れ動いているためだと考えます。

 

離婚してシングルマザーになった女性は、自分では気づいていなくても、とても傷ついています。なので、どうしても何かに助けを求めがちになります。残念なことですが、こういうときに、心身ともに弱っているシングルマザーを見定めて、甘い言葉と見せかけの優しさで付け入ってくる男性が意外といるのです。

 

離婚したシングルマザーがその後恋愛したり、再婚する。これ自体悪いことではありません。しかし、恋愛することで母親から“一人の女性”となってしまうことで、本来、母親が持っている「子どもを守る」という母性や理性がマヒしてしまい、「好きな人を失いたくない」「好きな人から捨てられたくない」という欲望や本能が優先されてしまいがちになるのではないかと思います。

 

その結果、交際男性からの子どもへの虐待があったとしても、それを容認してしまったり、暴力を止められずに見て見ぬふりしてしまうのだろうと推測しています。

 

こうした男性を寄せつけないことがシングルマザーにとって重要です。私は離婚後に少なくとも半年~1年ほどの“リハビリ期間”を設けることをお勧めしています。