■まずは自分の口で検証
●A:ズボラ洗米
炊飯の途中から、精米所に入り込んでしまったかのような米ぬかのにおいが漂ってきました。炊き上がりは、少し黄味がかったミルキーホワイトで、艶がありません。食感は、弾力がありますが粘りは少ないです。甘味があり、後味にしっかりとしたお米の味が感じられました。ただ酸味のあるにおいがあり、炊飯器での保温時間が経過するほどにおいが強くなりました。

 

●B:プチ・ズボラ洗米
炊飯中は、特ににおいがありませんでした。炊き上がりは白くツヤツヤで、蓋を開けた瞬間においしそうなご飯の香りが漂いました。ふっくらモチモチで適度に粘りのある食感で、糊がたくさんできていました。甘味はAに比べて少なく、全体的に少し味が薄くなったように感じられましたが、おいしそうな香りと良い食感で、食べやすかったです。

 

●C:耐える洗米
炊飯中も炊き上がり後も、においがありませんでした。炊き上がりは、白くて艶はあるものの、粘りが強くベタついていました。甘味はBよりも更に少なく、味が薄く感じられて、後味も残りませんでした。

 

このように、洗米の回数が増えるほどお米本来の甘味や旨味が減り、味が薄くなっていくという印象でした。

 

■味覚センサーに食べさせる

しかし、人の五感に頼っていては、においや見た目で味覚が左右されているかもしれません。味を客観的にデータ化してくれる、味覚センサーレオくんにも、ご意見を伺いましょう。

 

レオくん、どうでしょうか?

 

160219_レオ汗

 

レオくんの回答が、こちらです。

 

160304_甘味比較

 

160304_旨味比較

 

やはり実際に感じていたように、洗米の回数が増えるほど甘味も旨味も減ってしまっていることが一目瞭然の結果になりました! つまり、洗米はズボラな方が良いということを支持する結果です。

 

ヤッタネ! これで人々を耐える洗米から解放することができます。ズボラの方が美味しいなんて、なんてオイシイ話なのでしょう! 新しい時代の幕開けだ!

 

……でも、待ってください。たしかに自分の味覚が正しかったとはいえ、この結果を単純に喜んでいてはいけません。

 

なぜ、洗米するほど味が落ちてしまうのでしょうか?

 

味を落としてしまう犯人を突き止めなくては、安心してズボラ洗米ができません。それに、最もズボラができたAのご飯は、味はしっかりしていたものの、酸味のあるにおいと粘りの少ない食感が気になり、個人的には味・におい・見た目・食感を総合して、Bの「プチ・ズボラ洗米」で炊いたご飯が一番バランスよく感じたのも事実。このにおいの原因はなんなのでしょうか。これも併せて突き止めることとしましょう。