松方弘樹、脳腫瘍の疑い 長期療養のため公演降板・中止へ

 

2016年2月23日、俳優の松方弘樹さんが脳腫瘍の疑いがあり長期療養されるという報道がありました。そこで今日は、脳腫瘍について簡単に解説させていただきたいと思います。

 

■脳腫瘍とは?
脳の中にできた腫瘍をすべて「脳腫瘍」といいます。腫瘍とは、細胞分裂のときにDNAのコピーがうまくいかず制御がきかなくなり、その結果として異常に増殖した細胞の塊をいいます。ですから、ひと口に脳腫瘍といっても、たくさんの種類があり、神経細胞そのものが増殖した神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)、神経細胞を支える神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)が増殖した神経膠腫(グリオーマ)、脳を包んでいる硬膜が増殖した髄膜腫(ずいまくしゅ)など、様々なものがあります。また、脳以外の臓器にできたがんが転移してしまったために脳にできる転移性脳腫瘍というものもあります。日本で脳腫瘍と診断される人は年間あたり10万人中3.5人ほどといわれています。

 

■脳腫瘍の症状
脳の中にできた場所によって出てくる症状は様々です。頭痛・めまい・耳鳴り、意識が朦朧としたり、言葉がうまくしゃべれなくなったり、バランスがうまくとれなくなったり、目が見えにくくなったりする場合もあります。ときには物忘れがひどくなり認知症だと思われて脳神経外科を受診した結果、脳腫瘍が見つかったこともあります。腫瘍が小さい場合は何の症状も出ず、たまたまMRI撮影をしたときに偶然見つかることもあります。

 

一般的によく自覚する症状の頭痛・めまい・耳鳴り・物忘れで脳腫瘍が見つかることがあるので、気になる症状が続く場合は、MRI施設のある脳神経外科の受診をオススメします。

 

■脳腫瘍の診断
まず、脳神経外科あるいは神経内科の医師が診察します。そして、脳腫瘍の可能性が疑われたときにMRI検査やCT検査を行い、画像で脳腫瘍の場所を詳細にチェックします。血液検査を行って腫瘍の特徴を判定することもあります。転移性脳腫瘍が疑われた場合は、肺や消化管など全身をチェックをしなければなりません。