中南米を中心に「ジカ熱」という感染病が流行しています。そもそもこのジカ熱、どのような病気なのでしょうか?

 

■「ジカ熱」という病名の由来は?

ジカ熱は、主に発熱と発疹を特徴とする病気です。1947年にウガンダのZika(ジカ)森林のアカゲザルから初めて発見されたことから、「ジカウイルス」と命名されました。また、ジカウイルスの感染で起こることから、「ジカ熱」と名付けられました。

 

■「ジカウイルス」とは?

ジカウイルスは、フラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスで、デング熱と似たウイルスです。主にネッタイシマカ、ヒトスジシマカという蚊がウイルスを保有しており、人への感染は、その蚊が人の血を吸うことで感染します。最近では、性行為や輸血など濃厚な血液や体液の接触で感染することが報告されています。

 

■ジカ熱って、どんな症状が出るの?

ジカウイルスに感染しても発症する罹患者は約20%です。残りの約80%は不顕性感染といって、症状は現れません。蚊に刺されてから3~12日ほどで発症します。

 

症状としては、38.5℃以下の発熱、斑状丘疹性発疹(盛り上がって少し大きな発疹)、関節痛・関節炎、結膜充血、筋肉痛、頭痛、後眼窩痛、めまい、下痢・腹痛・嘔吐・便秘・食欲不振などの消化器症状です。発熱することが多いですが、それ以外の症状は必ずしも発症するわけではなく、一般的には軽症で済むことが多いです。